反原発の履歴

常々、ちまたの反原発論に疑問を感じているのでメモをしておく(2012.08.15)。

反原発派の批判

反原発論において、原発事故以来、以下の3つが批判の矛先になっている。

利権

そもそもビジネスとは「利権」を作ること。

原子力ムラ

どの業界も、業界の外からは伺え知れない業界構造・業界慣習がある。

御用学者

すべての学者はなんらかの国家レベルの施策と結びついている。大学を出ていれば分かること。

反原発派の利権批判・原子力ムラ批判・御用学者批判は、経済音痴の表明にしか聞こえず、建設的批判になっておらず、聴くに値しない。

反原発デモ

  • 6月に反原発デモの行進を実際に見たが、売れないミュージシャン・社民党・共産党が扇動し、通行人の迷惑を顧みることのない傍若無人な集団にしか見えず、恐怖さえ感じた。
  • 数十万人参加と誇張表現しなければならないところが、苦し紛れに聞こえる。

デマの拡散

市民科学者・高木仁三郎氏の再評価=代替案を示し、権力を批判—恐怖先行の今の反原発にない「知性」

まともな提言が聞こえてこない

本来、次世代のエネルギー政策に対し、冷静かつ科学的・論理的に脱原発を提言していけばよいところを、的外れな原発批判、反原発デモが雑音となってしまい、まともな提言がかき消されてしまっていることが、残念に思う。