アルジャーノンに花束を
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この話を最初に知ったんはユースケ・サンタマリアがドラマでやってたやつ。その時は見たり見なかったりであんまり記憶になかったのだけど、ストーリーの概要は興味あった。ちょっと前に古本屋さんで100円で置いてあったのを買って、今読み終えた。
文章が経過報告という形で主人公の一人称で書かれてる。知能レベルにしたがって書き方が変わっていくのがおもしろい。最初のうちは句読点もつけずにほとんどひらがなで、中盤は難しい単語使ったり(このへん英語版はどうなってるんだろ)。
序盤~中盤、SF好きなのでそういうネタの話はおもしろかったけど、随所にちりばめられる家族がどうのこうのという話は退屈だった。母親が腹立つ!でもそれが後半の伏線になってるんだな…。解説の人は一番最後のアルジャーノンに花束を、というところで泣くらしいけど、俺は家族との再会のシーンで泣いた。
終盤ひっかかった主人公のセリフ
「感情的な問題は知的な問題のように解けるものではない」
そう、感情は論理じゃ決して解決できないんだよな…。
「人間的な愛情の裏打ちのない知能や教育なんて何の値打ちもないってことをです。」
愛は重要なんです
「ともだちがいるのはいいものだな」
この一言を言える主人公が幸せそうでなによりです。
冒頭のプラトンの「国家」の一部。最初読んだ時はよくわからなかったけど、読み終えた後に見てみるとなんとなくわかるけど抽象的すぎて難しい。これも一回読んでみないとなぁ。
これを見てる俺以外の人へ→名作です!まだ読んでない人は古本屋にいけば100円でおいてあるので迷わず買いましょう!
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