色とり忍者

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めちゃイケのコーナー。
(色)+(分類)のお題を出して、それに合致するものを答えるゲーム

色とり忍者を人工知能の側面から考える


コンピュータはこのゲームに参加することができるのだろうか。世の中のあらゆるオブジェクトの性質を記録したDBがあったと想定して、考えてみます。データ形式はRDFのような三項関係を考えます。


ではまず「緑の野菜」というお題が与えられたとします。DBからは「色」が「緑」で「分類」が「野菜」という条件に合うものをひっぱってこればいい。ということは、例えば「きゅうりの色は緑、分類は野菜」という情報さえあればいいということになります。

なーだ、では色と分類の情報さえあればいいじゃない?

では「青いイナズマ」というお題の場合はどうすればいいのでしょうか。このゲームでの正しい解答は「SMAP」です。さきほどのデータ構造に習えば「SMAPの色は青くて、分類はイナズマ」という情報があればいいのですが、世間一般からすれば間違っています。

ひとつの方法として、「青いイナズマ」というお題の場合は解答が「SMAP」であると決めてしまいます。ようするにこのゲーム用の解答テーブルを作ってしまうのです。そうすれば「赤いきつね」でも「うどん」という解答ができるでしょう。

しかし、その解答用テーブルを作成するにはどうすればよいのでしょうか。それに、専用のテーブルを作成する無駄が生まれてしまいます。
他のあらゆるゲームに対してもそのような解決法をとっていてはきりがありませ。ここはどうにかして、オリジナルのデータから解答を抽出したいものです。

どうすればいいのか。「青い」と「イナズマ」に分けなくても、「青いイナズマ」という単語で検索できるようにして、そこから性質を答えればできそうです。先ほどのように三項関係でデータを作成します。

「青いイナズマ:い手はSMAP、分類は曲名、作曲者は…、長さは…、」
「赤いきつね:分類はカップうどん、メーカは東洋水産、値段は…、大きさは…」

ということでしょう。解答に使える単語が複数あります。膨大な性質データから解答にふさわしい単語を選ばなければなりませ。性質を表すもののうち、もっとも参加者が納得するような単語を答えなければなりませ
(しかも青いイナズマはSMAPの曲ではなくて林田健司の曲でした。この場合もまた難しい…。「認知度」のようなパラメータが必要なのかな)


うー。どうしよう…


そもそも最初のルールでは「解答 is-a/has-a 色 and 分類」だったはず。それがいつのまにか連想ゲームになっている。
このゲームも含め、「遊びながらルールが作られていく」のは人対人のゲームでよくある。コンピュータにそういう対処ができるのだろうか。

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