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フワフワ乗馬日記2

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厩舎の一番端にジョンというがいました。サラブレット種です。

初めて出会った感想は、わっただなです。黒が大きく嬌のある可が多い中、がとても怖いんです。白が多く、赤く充血しているんです。毛並みはコーヒー色ですが、おしりのあたりに、大きな白いアザがあります。気性もあらく、乗り手がいないのか、いつも厩舎にいました。

「白のジョン」と名づけました。

でも、不思議ですね。だんだんと怖いと思っていた三白眼が、なんとも味のある嬌にわりました。人間の感情とは、移り気ですね。大好物の人参をあげると狭い檻から、首をニョキッと伸ばし「もっとくれよ」とねだるんです。そのしぐさが、大好きです。

しばらくして厩舎に行きましたら、ジョンがいないんです。どうしたのかな?
そして、先日もいませんでした。

インストラクターにジョンのことを聞きましたら、移したそうです。どこに?
答えてくれません。

3年ほど調教を続けても、野生の心を捨てなかったそうです。
今でもジョンを乗りこなせる人は、乗馬クラブで2~3人しかいないそうです。
乗れないのでは商売にならない、だから判断したそうです。

何人かのスタッフに聞いても、移先は答えてくれません。
女房に、市場に移したんじゃないの。刺しで食べられたかも?鍋かな?」と言ったら怒られました。(笑)

写真は、持ちのピースです。僕のではありませんが、主さんの情がたっぷり注がれ、のんびりしているピースです。

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