パンくん 大好き
僕は、パンくんが大好きです。可愛い~~。
テレビ「天才!志村動物園」の人気チンパンジーの「パンくん」をめぐる動物論争は後を絶たないのです。
パンくんを飼育する熊本県阿蘇市の民間動物園「カドリー・ドミニオン」が日本動物園水族館協会の勧告を受け、協会を今年1月に退会していたニュースを読みました。
新聞によると「服を着て、犬を散歩させたり、写真を撮影したりする芸が人気となったが、日本動物園水族館協会の倫理委員会は05年に「服を着せ芸をさせる擬人化は野生動物本来の個性や形態を誤解させ、繁殖活動にも支障が出る」とカドリー・ドミニオンに改善を勧告。しかし、改善がみられないとして、協会は08年11月、退会を勧告していた。
擬人化=動物虐待=悪 という構図。
反対に自然の生態に近づけ、行動を観察する「行動展示」は人気を呼び観客を集める。どこの動物園も旭山動物園化しているのが目立ちます。
自然の素晴らしさを分かりやすく伝える工夫、観客が感動したり喜ぶような行動の展示は、どんどん工夫すべきであると僕は言いたい。動物のしぐさに感動し、癒され、楽しい動物園に観客は集まります。
今回の問題の所在は、虐待というより、ペットという動物の表現方法、市民権を認めるかにあるようだ。野生動物とは違う動物がいる。野生とペットは全く違うのだと僕は考えます。テレビの名称も、志村動物園ではなく、「ペット動物園」にすれば問題は起こらないのではありませんか?
動物園を運営するには、強烈な理念そして中心者、運営システムと覚悟が必要です。
動物園の文化を変えた旭山動物園の新体制をご覧ください。動物園のビジネスモデルです。
そこにペットの概念は存在しません。動物は、可愛いのではなく、すごいのだ。これが旭山動物園の基本コンセプトです。
http://www5.city.asahikawa.hokkaido.jp/asahiyamazoo/
自然を破壊し続けてきた人間の歴史の中で、人間と動物の間に「ペット」という擬人化した動物を作ってしまったようです。犬や猫も人間が餌を与えないと生きていけないペット動物です。そして、ペット動物も強い人間と共存して新しい種族「ペット」が生まれたと考えます。心が癒されない現代社会の中でどれだけペットが心の支えになっている人がいるか?ペットも楽しんでいます。
ペットの代表「パンくん」に洋服を着せて、なぜ悪いのですか?テレビでパンくんの行動を観察する限り、虐待している雰囲気は感じられない。それどころかパンくんも楽しんでいると思います。
でも、脚色した番組のシナリオの中で映像化されているのも事実です。パンくんは、ルールの中の自由を楽しんでいるように見えます。上手に見せているのかな?そんなに器用ではないと思います。
動物は、一度ペット化すると、その世界にしか生きられない。決して野生動物には戻れない掟があるそうだ。
僕は、ペットの世界で生きていくパン君を応援したいです。
追伸
我が家では昔、大変な失敗をしました。体験を語らせてください。
昔、ブタをペットにしようとしたことがありました。
次女が買ってきたのでした。
親として反対はしましたが、本心ではかわいいという心が働き、飼うことになりました。
散歩する姿は、スターです。みんなの熱い視線を味わいます。
子豚の名は、ベッキー。
http://mindia.jp/book/egao/entry/305
しかし、かわいいけど。野生の本能を変えることはできませんでした。
ミニブタと言われていましたが、半年も経たないうちに、あっという間の30キロ超え。
最初は1階の和室で飼っていましたが、お腹がすくと畳まで食べます。
障子や襖もおやつです。
しょうがなく2階のフローリングの洋室に引っ越しました。
でも、問題がありました。
足の爪が固く、フローリングでは滑るのです。危ない!
本当にたくさんの体験をしました。
もらってくれる人はいませんか?
結局、自然一杯の昭島の方に里子に引き取られました。
でも、そこでも長くはいられなかったようです。
そのあとは、不明です。答えてくれませんでした。
飼った私が悪いのです。
我が家では、子豚のベッキーから多くのことを学びました。
かわいいという気持ちは一瞬。
愛するということは、生きることすべてを受け入れる。
死ぬまで、一緒に過ごすことです。
「かわいい」という気持ちを味わいたいですね
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