もののけの森 屋久島
離島で皆既日食が見たい!
太陽全体が隠れる皆既日食は、真昼でも星が観測できるという。
天空に輝く、ダイヤモンドリング。
国内で見える皆既日食は46年ぶりだと聞き、準備を始めたのは昨年の末でした。次の観測は、26年後の2035年だ、僕の想像力と好奇心の虫がうずいて止まらない。
同じ離島なら、世界遺産の屋久島、宮崎駿 映画の原点 屋久島がいい。
でも、行動が遅すぎました。
残念ですが、いつもそうなんです。
すでに皆既日食の日、7月22日の予約が離島では、いっぱいでした。
というわけで皆既日食はあきらめ、週末 世界遺産の離島 屋久島に行ってきました。
宮崎駿 監督がこよなく愛した作品の原点が、いたるところに現存していました。
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宮崎駿監督がこよなく愛した島 屋久島
苔むす緑の空間、もののけ姫の森、
そびえ立つ屋久杉が、屋久島を象徴しています。
同じ杉でも屋久杉の定義は、1000年以上長生きしている大きな杉だそうです。
1000年未満は小杉。
100年未満は地杉と呼びます。
なんで屋久島だけが、縄文杉に代表されるように6000年以上も長生きをするのか?
屋久島の杉を他県にもっていて植えても、巨大な屋久杉のようにはならない。
他県の杉を屋久島に持ってきて植樹すると、屋久杉のように長生きするという。
不思議ですね。
それは屋久島が花崗岩の島で、土壌は栄養素のない土地柄だからだという。
だから木々はゆっくり、ゆっくりと栄養をとり入れ、じっくり大きく育つ、
十分でない栄養と台風の風雨にもまれる厳しい環境だからこそ、古代の森を育てている。
大きな岩の上にそびえ立つ屋久杉、枯れた倒木からさらに芽を出す杉の子供たち。
皆既日食は、見られませんでしたが、
もののけの森に、生命の原点を感じました。
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