返品自由「絶妙バーガー」
食べて美味しくなかったら、返品自由です。
ロッテリアが16日に新発売した「絶妙バーガー」がひそかな話題を呼んでいます。返品自由の仕掛けが面白い。
http://gigazine.net/index.php?/news/comments/20090715_lotter...
最近、売り上げも話題性もマックが独り勝ちの構図ですが、「返品自由」「絶妙」というロッテリアが放った矢は、お客様の心を射止めるでしょうか?
僕は、昨日まで福島に出張していました。ホテルの部屋で早朝聞いた福島放送の話では、ロッテリア福島店では発売初日192名のお客様が絶妙バーガーを注文され、16時現在で返品はゼロだという情報でした。
ほんとかな?絶妙ハンバーガーは、東京でも通用するのかな?
何歳になっても好奇心旺盛です。先ほど錦糸町店で試食してきました。
お客様の6割は、絶妙バーガーを食べていましたが、滞店時間 30分の間に返品した人は、ゼロでした。
返品して当たり前の欧米と文化が違いますね。
日本人のまじめな気質をうまくついていますね。返品については、マスコミの取材もありましたから、予定通りですね。
30年ほど前、アメリカのノードストロームという百貨店が返品自由という商売を始め、全世界に広がりました。日本では、ファッションのコムサデモードやユニクロが追従しましたが、食の世界では初めてでしたね。昔の記憶ですが返品率は、たしかアメリカ20%、日本8%くらいだと記憶しています。
ところで肝心の味ですが、美味しかったです。確かに絶品から絶妙に進化していました。
ボリューム感のあるフレッシュ野菜、牛とブタの粗引き加減の肉の歯触り、そして隠し味のわさびとマスタード、進化していました。僕の好みです。
でも、僕みたいに一年に一回くらいしか行かないお客様が美味しいと言っても、中心客の若者やギャル層の反応はシビアでしたね。ほとんど買っているのは40~50代でした。ハンバーグは100円ですから、360円という価格設定は微妙ですね。
ズバリ僕の意見は、味は進化したが、大きさが小さいのだ。30グラム増やせば合格です。
ロッテリアの絶品シリーズは、いつも小さいのだ。若者がターゲットならば、物足りない。中心アイテムの再構築を急ぐべし。または、全商品 返品自由で勝負!リスクなき成長なしです。
今回の返品自由には、販促効果しか感じられませんでした。
こだわりのバーガー=絶妙=ロッテリアのブランド再構築につなげて欲しかったです。
返品自由の期間も残りわずか、販促効果もお笑いタレントのような一発芸のようでした。
返品自由というキーワードは、期待したのに次につながらず残念です。
100円バーガーのセット率は上がったのかな?
面白いからいいのかな。まじめに考えすぎました。職業病かも(笑)
追伸
日経MJ より( 8月7日発行)ロッテリア 販促で成果
7月中旬から発売した「絶妙バーガー」の返金率は、計画値より低い0.2パーセントと発表されました。販売数は、13日で100万食を達成、過去最速を更新した。
16日間の売上げで累計 119万1897個(単品、セット含む)を販売し、返品は2284個だった。従来のクレーム数 1〜5%を想定したが、0.2%にとどまった。
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