日本で一番元気な町
◆日本で一番元気な町は、
どこだか知っていますか。そこは、
福島県の矢祭町です。
茨城県との県境にある人口7000名の小さな町です。
昨年紹介した旭山動物園同様大注目です。
でもかなり遠く不便なので自分の目で確かめてませんが・・・・。
今、日本は選挙の真っ最中
こんな素晴らしい行政改革に成功している町があるのに
なぜかマスコミはあまり追っかけません。
日本って不思議ですね。
週刊ダイヤモンド今年の6月11日号で紹介され、
サンデープロジェクトでは取り上げられましたが、・・・。
◆矢祭町は、政府の方針 市町村合併に対し真っ先に
「合併しない宣言」をだし、
大赤字財政覚悟で自立できる町作りを行いました。
町長の根元良一さんのリーダーシップも素晴らしいですが
町議会もすごいです。
真っ先に18名の議員を10名に減らし、
年間経費を3000万減らしました。
職員一同 みんなでどうしたら住民が喜ぶのかを考えたそうです。
大阪職員や国交省などの公務員の不祥事が次々と出てきますが、
矢祭町は「町民第一」という視点に立ち、
民間企業も真っ青になる素晴らしい住民サービスを実践し、
結果 財政も今では優良企業なみの黒字に転換しました。
サービスという理念が利益を生んだのです。
◆職員みんなで考え実行したことは、
第一に1年365日
年中無休の役場です。
朝7時過ぎには早出の職員が清掃開始します。
7時半には窓口業務が開始され、
午後6時45分まで受付が続きます。
矢祭町の役場の1日は土日祝日も
午前8時半から午後5時15分まで開いています。
その仕掛けは、みんなの町民への思いと知恵が
「3交代フレックス制」になりました。
二つ目に実行したのは「出張役場」です。
お年寄りが多い町です。
緊急時に役場まで行くことも難しい場合があります。
そんな時、職員の自宅でも事務手続きが可能になりました。
そして、一番の難関が黒字化ですが、
皆で必死に企業誘致を行いました。
職員手作りの誘致キャンペーンは企業の心をとらえました。
そして企業からの税金で町は豊かに変身しました。
◆町が黒字になり大役を果たした根元町長は
辞職しようと決意しました。
もう3期 10年以上も努めているから今期限りと・・・
しかし、町民からの「やめないでコール」は、
すさまじく嬉しい限りです。
僕が驚いたのは、町議員の先生が政党に関係なく、
自民党やなんと共産党の先生までが大粒の涙を流し
「やめないでコール」をしている姿です。
とても感動しました。
コメント
このブックにはコメントできません (ログインするとコメントできます)
コメントはまだありません