エンターテイメントの時代
あの世界最大のスーパー ウオールマートがエンターテイメント担当役員を作ったという情報を聞きました。
レジ応対を中心にしたお見送り型の日本のスーパーやいつまでたっても手を前に組んだ待機姿勢を壊せない百貨店も見習って欲しいです。今や百貨店やスーパーの衰退は泥沼化し、復活の兆しは一向に見えてきません。スタッフに元気と笑顔が少ないです。
「仕事だから笑顔を作りなさい」とテレビに出ている怖い接遇の女先生が言っていましたが、その先生の真顔がすごく怖いです。真顔には心が見えてしまうんです。頑張って笑顔はできませんよ。大切なのは、自然に笑顔になっちゃうチームワークとコミュニケーションの仕掛けです。
もう日本も良い物が安いだけでは売れない時代に突入したと思います。良くて当たり前、良い商品がさらに良く感じさせる仕掛けが必要なんです。お笑いのネタやドラマの脚本と同じように元気のでる笑顔の物語性が大切なんです。
銀座にアバクロがオープンしました。早速リサーチをしてきました。すでに銀座に出店しているユニクロやH&M、ZARAもみんな元気です。元気な店には主張がある。スタッフも元気でした。
銀座通りの今まで静かだった新橋側が元気に復活です。元気がないのは、松坂屋さんくらいかもしれませんね。一階のメインコーナーは、世界の有名ブランド。その隣がロールケーキ屋さんですから、コンセプトも主張も何もない。百貨店という小売業の殿様が、最近どこもご乱心のようです。
アバクロに30分ほど行列をつくり入店しました。第一印象は、暗い。それと香水がきつい。ナイスボディのイケ面モデルが裸で記念写真。そんな強烈なウエルカムは、いままで見たことがない風景でした。
でも、ほとんどが初物見たさのリサーチ客で、客数の割に買っていない。2~3割 アメリカより高く価格設定されているようだ。日本人をなめるなよ!これでは、話題性はあるが売れないと思います。
僕が興味のあるのは、入口付近でのスタッフのパフォーマンスだ。上半身裸のイケメン男性スタッフと記念写真が撮れるのだ。でも、日本女性は、いまいち欧米式のパフォーマンスに乗れない様子でした。一緒に撮った記念ポラロイド写真を片手に退店後、浮き上がってくる写真を見て、やっと笑顔になっていました。
帰りに顧問先の専門店に行ってアバクロの情報を聞きました。店長は、昨日プレオープンに招待されたそうですが、お店にもどり香水の残り香がきつくて、女性スタッフから不評だったそうです。お隣の靴屋さんもあの香水の匂いの強さにアバクロにクレームをつけたとか・・・。
どうも香りと匂いの文化の違いがあるようです。感じ良いというフワフワとした世界をどのようにエンターテイメントするか?外資系の企業の挑戦は続くのだ。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091215-00000014-maiall-b...
原宿駅前のギャップも面白いです。
入口に立ったウエルカムスタッフが、とびきりの笑顔を迎えてくれます。
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