隅田川花火大会
◆夏といえば、花火・・・
昨日29日の浅草は見物客でいっぱいでした。
笑顔アメニティ研究所は、雷門通りに面しており、
花火見物の最高のポイントなんです。
今年も屋上が一般公開されみんなで楽しみました。
なんと今年で29回目だそうですが、
毎年見ている我々地元住民としては、
今年の花火は心なしか元気がなかった感じがしました。
◆次々と打ち上げられる2万発の花火・・・
大輪の花がパッと咲き、
パッと消える何とも日本的な情緒と芸術性を感じます。
素晴らしい日本の文化ですね。
テレビで見たことがありますが、
面白くないですね感動が伝わらないんです。
何だろうと考えてことがありました。
形は綺麗なんですが、
身体に響く音と火薬の匂いがないんです。
丸い火薬玉に細工された無数の火薬玉・・・
それをつめながら遥か上空で開く
大輪をイメージできるなんて素晴らしいですね。
それも一瞬で消えてく、
はかなさ。「もののあわれ」の素晴らしさ、
日本人に生まれてよかったしみじみ感じました。
そして、読んで感動した下記の本を思い出しました。
◆「国家の品格」新潮新書
著者の藤原正彦氏 は「もののあわれ」の大切さを語っていました。
現代社会は欧米の文化である合理的か
論理的かという視点が重視されすぎている。
これは重要であるが「それだけでは人間はやっていけない」
もっと日本人が古来からもつ情緒や伝統に由来する
形を見直していこう。
物が朽ち果てていく姿を目にすれば、
誰でもこれを嘆きます。
むろん欧米人でもそうですが、
日本人の場合、はかなさに美を感じる。
これは日本人特有の感性だそうです。
はかなく消えていくものの中に、
美的情緒を見いだしてしまう。
10年ほど前スタンフォード大学の教授が藤原氏宅に遊びに来た。
秋だったのですが、夕食を食べていると、
網戸の向こうから虫の音が聞こえてきました。
その時 教授は「あのノイズは何だ」と言いました。
スタンフォードの教授にとっては、
虫の音はノイズ、つまり雑音であったのです。
その言葉を聞いた時、
田舎のおばあちゃんが浮かんできました。
秋になって虫の音が聞こえ、
枯葉が舞い散り始め「もう秋だねえ」と言って目に涙を浮かべた
のを思い出したしたそうです。
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