顔の話6(笑顔と健康)
今回は「健康」がテーマです。
「笑いで健康作りを」笑うと健康にいい・・・本当ですか?
テレビや新聞で紹介された笑いの実験だけでも、癌/リューマチ/糖尿病/アトピー/遺伝子実験など・・・笑いの癒し効果は、どの実験でも数字として変化が測定されています。しかし、癌実験で変化が測定されたナチュラルキラー細胞は、他の実験ではあまり変化がない。遺伝子実験も筑波会場では変化があったが新宿吉本実験では変化がなかった・・など。要するに笑いはストレスを緩和する点で誰も否定しませんが、その仕組みは未解明なのです。感じ方で個人差がとても多すぎるのかもしれません。
以前 NHKで笑いのドキュメンタリー番組が組まれました。その時アメリカの病院の実験では、笑いも涙することも、両方とも自然治癒力を上げる効果がありました。特に印象に残ったのは、涙の方が笑いよりも、強く長続きする結果がでたという点です。この事実、どう解釈するんでしょうか。
テレビでは、笑いの良いところだけを強調し、司会者は断定的に効果をあおり、出演者は某有名大学や病院の先生が解説します。日本人は、とても権威に弱い。しかも見ている人には、その効果のあるところしか伝わってこない・・・非常に残念です。
でも笑顔をブームとして終わらせてはいけない。
それでは、実習です。
笑うとき、吐きながら笑いますか。吸いながら笑いますか。どっちの呼吸が強調されますか。
吐きながら笑い、その力の反射で吸う。泣く時も同じですね。
ここに笑顔の原点があるんです。良い笑顔は、良い呼吸づくり。呼吸を整え、吐く息に神経を集中させ、長い息を吐く・・・呼吸法に息つきました。
次回は、健康の続き 呼吸と自律神経の関係をお話しします。
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