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おもてなし考

東京オリンピック2020が決まり、喜びの余韻がまだ冷めません。
日本らしい素晴らしいプレゼンテーション内容でした。その象徴的な言葉が滝川クリステルが世界にアピールした「おもてなし」。合掌した姿も美しかった。
今年度の流行語大賞を取る勢いです。

http://www.youtube.com/watch?v=6hggygKWwhg

でも、おもてなしとはどういう意味があるのだろう。わかっているようでわからない。
人によって解釈はまちまちで=接客であったり、サービスマナーホスピタリティであったりもするが「おもてなし」の言葉から生まれる何ともいえない日本世界観がいい。

世界の人のこころをとらえた「おもてなし」から日本の役割や時代の風が見えてこないだろうか?

一般の辞書では
1 客を取り扱うこと。待遇。「手厚い―を受ける」
2 食事や茶菓のごちそう。饗応。「茶菓の―を受ける」
3 身に備わったものごし。身のこなし。

関西大学文学部の乾善彦教授によると

語源をたどると「『おもてなし』という言葉は、詞『もてなす』の連用形名詞『もてなし』に美化語(丁寧語)の接頭辞『お』がついたものになります」と乾氏は説明します。

 「もてなす」という言葉は、「そのように扱う」、「そのようにする」などの意味の「なす(成)」に、接頭語「もて」がついたもの。「もて」の付く語には他に「もてさわぐ」、「てあつかふ」、「もてかくす」などがあり、詞に付属して「意識的に物事を行う、特に強調する意味を添える」のだそうです。つまり「もてなす」は「扱う」ことを強調する場合に使う言葉、ということになります。
そもそもの意味は
 接頭語「もて」の語源ですが、小学館『日本国語大辞典(第二版)』によると、漢語「以」の訓読に使われる「もちて」が化して「もて」となったものと考えるのがよい、とされています。すなわち「なす」に、「もて」を強調の意として接続し「もてなす」となり、それに美化語の「お」をつけて名詞となったものが「おもてなし」ということです。

 そもそもの意味は「とりなす、処置する」、「取り扱う、待遇する」というもので、現代のように接待に関して用いられるのは中世以降になってからだそうです。
なぜ日本語で?
 ちなみに、英語では、「hospitality」、フランス語では「accueil」などが、「おもてなし」にあたる言葉と考えられますが、今回、滝川クリステルさんが、フランス語のプレゼンで、あえて日本語で表現しました。これについて乾氏は「日本独特の接待の仕方を強調するために、外国語に翻訳すると失われかねない、何か特別なことがあることを強調して、なにか期待させる効果を狙ったものと思います」と分析。その思惑どおり、滝川クリステルさんのプレゼンは、多くの人の心をつかんだのではないでしょうか。
http://thepage.jp/detail/20130913-00000005-wordleaf


前回のオリンピックは、物の豊かさの象徴だった。当時、僕は中学一年生。オリンピックとともに大嫌いな脱脂粉乳(臭くまずいミルク)が消えたのが嬉しい記憶だ。大きく大きく大きくな〜れ。大きくなって天まで届け・・・。もっともっとと日本も大きくなった。しかし、物は豊かになったが心に隙間が生まれた。物の豊かさと心の豊かさは比例しないことを学んだ。

今度のオリンピック2020は、心の復権、おもてなしを具現化して、世界中に幸せのあり方を提案できないだろうか?
意識を集めて行える。「おもてなし」には、多くの人の心を一つにする知恵と力がある。

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