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百貨店の見識を問う

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商人は嘘をついてはいけない。

ファッション鈴屋に勤めていた店長時代、社長の姉である相談役からこんな質問をされたことをいまでも鮮明に憶えている。
「商人はが大事、門川さん の意味がわかりますか?」
•••僕は答えられなかった。

とは、言ったことを成るまでやり切ることですよ。」

いま、小売業から商人が消えようとしている。
薄っぺらいおもてなしホスピタリティを唱えるだけで行が伴わない。

商人の基本は、一人ひとり 商品一点一点を大切にすることから生まれる。具体的な行は、嘘をつかない。正札で商品を売り切ることである。

まだ梅雨もあけていないのにセールが始まった。バーゲンだらけ。いま、売らなくていつ売るのだ。セールの先頭を百貨店がきっている。寂しい現実がある。

小売業といったらマスコミは伊勢丹をたかく評価しているが、元気な新宿伊勢丹を除き、その他の多くの百貨店とのギャップは大きい。僕は大西伊勢丹社長の見識を問いたい。

マスコミにはのセールは、7月16日水曜日スタート。しっかり産地をまもり、ファッション文化を構築すると正論を唱えている。しかし、現実は新宿伊勢丹は16日スタートだが、大阪三越伊勢丹は先頭に立ちセール三昧している。(今年の大阪店は閉店セールと言っているが、昨年も同じように先頭を切ってセールを行っていた姿を撃した。)

ルミネとの約束は守らないのですか?ルミネは社長が交代し新井社長にわっても守っています。志が小さい。

百貨店は「現金掛け値なし」の信頼と実の理念に早急にもどるべきである。正札で売り切る。

僕が玉川高島屋の鈴屋店長の時代、SCを管理する東開発の倉橋専務から多くを学びました。バーゲンは年に一回だけ、セールに見えるPOPも絶対許さなかった。とても筋の通った正義の商人でした。(後にショッピングセンター協会を立ち上げ、初代会長に就任しました。)

いま小売業横綱 百貨店の見識を問いたい。

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