イチローからビジネスを学べ
商売の基本をイチロー選手から学ぶ
今の経済危機は構造的な問題であり、発想を変えない限り解決は不可能である。デフレ、円高、政治空白の二番底に備えよ。
イチロー選手から多くのことを学んだ。
欧米に憧れたゴルフや野球などアスリートは、肉体改造にエネルギーをついたし、身体を壊し選手寿命を短くしている。
イチロー選手の素晴らしさは、イチロースタイルを変えないことだ、違いこそ彼のエネルギーである。違いとは、あたり前のことを、あたり前にやること。基本の徹底にある。
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僕が勧めるのは、イチロー方式で不況克服だ。
過去の成功マニュアルを基準にしたフォームにこだわらない。
オリックス時代の亡くなった土井監督との話は有名です。結果、アドバイスを受け入れないイチローの2軍生活が続いた。
いまでもイチローのフォームは、毎年変化し続けている。留まる所を知らない。
「打率」に集中するのではなく、「安打数」に集中。
打率は、どんな一流打者でも下がる事はあります。必ず増え続ける「安打数」に的を絞る。減る事がないから積極的に打っていける。だから楽しいのだ。
プロ野球で3割打者と2割5分の打者では、一億円プレーヤーかトレードに出されるかの深刻さがあります。天国と地獄の開きだ。
でも、数字にすると年間500打数と仮定し、150安打で3割打者、125安打で2割5分だ。その差は、25本。一週間でたった1本打てるか打てないかが一流と二流の差なのである。
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一本の安打数にかける。同じように、一人の入店客数にかけろ。
どこのショッピングセンターもロールプレイング大会花盛りだが、本来の目的と手段がすり替わっていませんか?
何の為にやっているんですか?
現場と大会のギャップが大き過ぎませんか?
単なるイベントでは、あまりにももったいない。
全てが店頭で表現出来なければなりません。
店頭を通り過ぎるお客さんがいらっしゃるのに、気付かない。気付かないで売れる訳ありませんね。先ずは、入店客数アップです。
解決策は、店頭に楽しい笑顔のシーンを演出しよう。
ウエルカムの体制を強化し、声掛け3倍、接客2倍だ。
販売員は、特に閑散時間こそウエルカムゾーンを意識し、ライブ感のある動きを付ける。手を前に組むな。
早く気付いてゆっくりアプローチ。お客さんにお尻を向けない。お客さんに気付かないでは、売れません。一人でも多くのお客さんに入店してもらうこと。
結果、入店客数、声掛け率、セット率、売上130パーセントアップした事実。
笑顔なきお店は亡びるだけ。
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