口元を上げるだけで笑顔になれる
笑顔の楽校 5
テーマ「口元を上げるだけで笑顔になれる」
サングラス姿の人に会うと、一瞬怖い感じがします。相手の目元が隠れていると表情が読めず、見る側が構えてしまうからです。
でも、司会者のタモリさんはサングラスにもかかわらず、四半世紀以上にわたって人気を維持しています。その秘密は「口元」です。彼は口角が上がっているのでいつも笑顔のように見え、視聴者に安心感を与えるのです。
ずいぶん前に、僕が「笑っていいとも!」に出演したときにプロデューサーの方からお聞きしたところ、タモリさんは常々、口角を上げるように両手でさすっているそうです。
2ステップで笑顔の口元になれる
日本人の場合、真顔のときの80%が「へ」の字の口元です。これは見るからに気難しい感じがして人を遠ざけます。反対に、人気俳優やタレントなど、人が寄ってくる人の口元はきゅっと上に上がっています。
笑顔の基本は口元です。人と人が近づいたとき、目線がいちばん行くところだからです。
1 口角(くちびるの両端)を上げましょう
口角を上げると自然と目が細くなり、目尻もちょっと下がります。優しい表情に見えたり、楽しそうなイメージになります。
また、口角を上げるだけで脳が楽しいと関し、本当に楽しくなるということが大脳生理学の研究でも解明されています。
“スマイルマーク”の口元を目指しましょう。口角を上げる最も簡単な方法は、語尾が「イ」の言葉を言うことです。
「うれしい」「楽しい」「面白い」「おいしい」「ウイスキー」「キムチ」「寿司」……大きな声で明るく言うだけで、もう笑顔の口元です。
2 口角を上げるとき「歯」を見せましょう
歯を出すということは、感情を出すこと。感情が出せればすぐに笑顔になれます。
歯を見せない人は相手に心を開かないので、楽しいイメージや親近感を抱いてもらうのが難しくなります。
そもそも、口を結んでいるときの顔は、だれだって硬い感じがします。でも、笑顔になって歯が何本か見えるだけで、表情が明るくなり、感じがよくなりますよね。
さてここで、簡単なテストです。鏡の前で、口角を上げて歯を出して、にっこりしてみてください。上の歯は何本見えますか?
普通の人は8本、笑顔上級者で10本です。が、あの「ヨン様」は12本! きゅっと口角が上がり、真っ白ピカピカな歯がこぼれます。一世を風靡した秘訣は、やはり口元にあったのです。
長年の笑顔研修を通してわかったことは、 “歯コンプレックス”のため、笑顔になれないという人が意外と多いということです。そういう人は、会話する時も口元を手で隠したりしています。
なんてもったいない!
もし僕だったら、矯正して心置きなく笑顔で生活します。だって、歯並びのせいで笑顔ができないとしたら一生の損じゃないですか。
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上記の本文と写真は関係ありません。
笑顔セミナーの『笑顔大賞』メンバーを紹介します。
僕の心に響いた一枚の写真。
とびきりの笑顔、ありがとう
「笑顔の楽校」でお会いしましょう。
http://www.egao.co.jp/smn/gaccou/
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