スタッフの元気が一番
笑顔の楽校25
ケース⑦ ファッション&雑貨セレクトショップ
スタッフの元気が一番
注目のSCに初登場した超人気セレクトショップ。さすがに入店客は多いですが、スタッフのおとなしさが気になります。
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商品を通して地元のお客様との
コミュニティをつくろう
オープンして1年以上たってもTVなどで紹介される注目の大型SC。その1F正面入り口のすぐ前という超一等地に、日本のファッション業界をリードする有名店が入っています。
100坪近くありそうな大型店舗ですが、テーマ性のある各コーナーが調和しながら一つの世界観を作り上げていて、「さすが!」と思わず唸ってしまいました。商品の良さを引き出す什器たち、そして天井や壁を巧みに使った演出がお客様の目を楽しませてくれます。生活文化企業の先駆者として、モノ的満足以上の価値を提供し続けてきたショップだけに、キーテナントとしての覚悟も感じられる店構えです。
が、しばらくリサーチしてみると、大きな課題を発見。楽しい世界観に惹かれてお客様はとぎれることなく入店しているのですが、そのままスーッと出て行ってしまう。つまり「入りやすく出やすい」お店になってしまっているのです。
その大きな原因は「スタッフのテンションが低い」ことです。
【解決策!】
お客様の笑顔を集めるための
笑顔倍増計画
せっかく入店してくれたのに、お店が単なる通り道になってしまうのは実にもったいない話です。次の2つが解決の大きなヒントです。
❶まずはスタッフが元気になる
僕が気になったのは、スタッフーー特に男性のテンションが低いこと。さらには、手を前で組んでいるのでますますおとなしい印象です(本来、このショップのスタッフは企業ポリシーやそのファッションにベタ惚れしている人が多いので、テンションは高めなのですが…)。
スタッフは、お客様のテンションよりもちょっとだけ上のテンションで接客すること。これ、大事です。
テンションUP策として、僕のおすすめは2つあります。1つは、たとえば入れ替わるときなどに、お互い元気な声で「よろしくお願いします」「お疲れさまでした」と挨拶を交わしながら「ハイタッチ」すること。もう1つは、朝礼時にみんなで「ハッピー体操」をして元気をみなぎらせることです。
❷お客様の笑顔を集める
自分たちのテンションを上げたら、次はお客様に気さくに、フレンドリーに、どんどん声かけましょう。お客様が買う、買わないは二の次で、「このお店が好き」という自分たちと同じ価値観のお客様とコミュニケーションを楽しもう!という感覚でいいのです。お客様と話すときは、もちろん「アイコンタクト」を忘れずに。そうすると、必ずお客様が笑顔になってくれます。
スタッフ一人ひとりが「このお店が大好き」というパワーを出せたらいいですね。動きや表情、声などを意識して、自分らしくイキイキと表現してみましょう。
具体的には「声かけ3倍(特に店頭で)、接客2倍」を目指すイメージです。
お店にお客様の笑顔が広がるということは、コミュニティができるということ。SCは地元にいかにファンを増やすかが生命線ですから、このことは良い商品を並べる以上に重要です。
【コミュニケーションUPのポイント】
1 Welcome体制を徹底する
メインの入口にはWelcome専任者として1人置きましょう。
2 口角を上げるクセ
途中、テンションが下がってきたときは、キュッと口角を上げましょう。表情を変えると気分も上がります。
3 笑顔でハキハキと話し、キビキビと動く
体の動きも大事。「ニコニコ、ハキハキ、キビキビ」するだけでも好印象に。
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「笑顔入門講座」の募集開始。
11月16日(木)14時〜16時。
浅草文化観光センターにて、お会いしましょう。
今回は、笑顔健康法を始めて紹介します。
「笑顔呼吸」で病気知らずの健康をつくるヘルスケア
http://www.egao.co.jp/smn/gaccou/
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