声かけ3倍、接客2倍
笑顔の楽校 27
ケース⑧コスメショップ
声かけ3倍、接客2倍
店頭でのコミュニケーションがお客様を呼び込むポイントです。—————————————————
角地の立地で2方向から出入りできる開放的なつくり。白を基調とした内装が清潔感と明るさを醸し出しています。
化粧品店ですが、奥で1対1で行うカウンセリング接客型ではありません。「自由に見て選んでください」というセルフセレクション型であることは店頭に置かれた小さなカゴからも一目瞭然。「化粧品版コンビニ」といったライトな感覚のショップです。
通路側には、海外高級ブランド品や雑誌・テレビで話題という商品が3カ所の「トライアルコーナー」に並べられています。
でも「大ブレイク品!」というPOPのわりには、商品量が少なすぎて目立たなかったり、商品だけ陳列して放ったらかしなので、お客様からすると、ここでお試ししていいんだということがわかりづらかったり。ゆえに、通行客は多いのにスルー状態……。
たまに、パフュームをお試しするお客様がいると何人かつられて立ち止まるのですが、なかなか購入には結びつきません。
次に店内を見てみましょう。
スタッフは奥のレジカウンターに1人、作業しながら時折「いらっしゃいませー」。でも顔は下を向いたまま。レジ脇には段ボールが積まれていて、作業は当分続きそうです。
コミュニケーションの仕掛けで
お客様を引き込む
僕は客を装ってスタッフに声をかけてみました。すると、「ハイ!」という元気な返事と自然な笑顔が返ってきました。意外です、もっと表情が硬いと予想していました。というのも、商品点数の多さと作業量は比例し、忙しくなればなるほどスタッフから笑顔が消えてしまうからです。
しかも、若い人ほど小顔志向が強いためおでこを隠し、表情がわかりにくいのですが、このスタッフは髪をきちんと束ねておでこを出しています。しかも明るくキビキビと商品説明をしてくれました。
このフレンドリーな笑顔、最高の対応ができるスタッフを生かさない手はありません。奥で作業させるよりも通路側(店頭)にどんどん出していくべきです。
つまり、「トライアルコーナー」を「ウェルカムステージ」にして、1(スタッフ):多数(お客様)とのコミュニケーションを仕掛ける場にするのです。
補充等、「〜〜しながら」お客様にお声をかけてお試しをおすすめし、笑顔&アイコンタクトで楽しく会話するシーンをどんどん見せていきましょう。※このお店のようにスタッフが少ない場合は、シフト面の工夫と「作業のムダ取り」が必要になります。
【コミュニケーションUPのポイント】
1 お試し商品を引き立たせる
商品の見せ方の工夫はもちろん、スタッフがおすすめのひと言をかけると、商品がより目立ち、お試しにつながります。
2 手書きPOPは文字を大きく!
あれもこれも説明しようとして文字が小さくなってしまっては逆効果。セールスポイントを絞って、しっかりアピールします。
3 ひと言お声をかけながらカゴ渡し
商品を手にしているお客様に「こちらのカゴをお使いください」と手渡し。これだけでお買い上げ点数が130%UPした例も。
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『笑顔入門講座』
11月16日(木)14時〜16時。
笑顔の聖地、浅草文化観光センターにて
キャンセル分 若干募集中
今回は、笑顔健康法を始めて紹介します。
肺炎の死亡率が3位に上昇しています。
「笑顔呼吸」で病気知らずの健康をつくるヘルスケア
http://www.egao.co.jp/smn/gaccou/
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