ウルトラメガパワープロジェクト
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インドはインフラが未整備・未発達な国として有名だがそのひとつとして深刻な「電力不足」があげられる。
なんと首都デリーでは日に数度停電することもしばしば、経済発展が急激に進んでいるため「テレビ・冷蔵庫・洗濯機」などの所謂シロモノ家電が増えたためと言われている。
現在インドでは年間発電量で10%、最大電力で17%の電力が不足している状況で、ビジネス上でもしばしば問題になり、インド進出に対する大きな障壁となっている。
送電時のロスが約30%と非常に大きいことが、原因の一つで、この送電ロスの水準は、日本の4.7%、中国の約7%、ロシアの約12%などと比べると非常に低く、送電系統の保守・整備は最優先課題、また料金の不払いや盗電による経済的な損失が大きいことも送電ロスの水準を下げる要因となっている。
また電力事業のほとんどは、州または中央政府によって運営されており、政治的な理由から農民や貧困層に対して格安の価格で電力が供給されていて、ほとんどの電力事業が巨額の赤字を出しながら運営、民間企業の参入が進んでいないことも状況の改善スピードが遅い原因の一つとしてあげられる。
この電力不足を解決するべく政府は「ウルトラメガパワープロジェクト」として、総容量400万kWの大規模石炭火力発電所を全国に建設。
そのうち3件は既に事業者の選定も完了しており、2012年に運転を開始する予定です。また、2008年 10月にアメリカとの間に原子力協定が締結。
法制度の面でも整備が進められており、2003年には電気法が改正され、州電力局の分割、発電部門の許可制の廃止、電力取引の許可、検針の徹底、盗電の取り締まり強化など対策を続けている。
関連Link:
【電気事業の入札】http://www.asiax.biz/news/2007/02/12-000021.php
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