メディア消費時間保存則
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物理学では、いくつかの保存則がある。保存則というのは、一定則とも言える。
エネルギー保存則
位置エネルギー(質量x重力加速度x高さ)と運動エネルギー(質量x速度x速度÷2)の総和は一定である。エネルギーはスカラーである。
運動量保存則
運動量(質量x速度)は一定である。運動量はベクトルである。ビリヤードを思い浮かべると分り易い。
これら保存則のアナロジーで、メディア消費時間を考えてみる。
メディア消費時間保存則
メディア消費時間が一定であるとする法則である。
マスメディアとソーシャルメディア
ソーシャルメディア(インターネット)を見るようになれば、テレビの視聴時間は減る。
ラジオや音楽は聞き流しができるので、必ずしもソーシャルメディアの増加分、聞いている時間が減るわけではない。
テレビもつけっぱなしで聞き流すことができることから、時間が減るわけではないかもしれない。しかし、それでも注視されなくなる。
音楽
ダウンロード購入するようになったので、CDという媒体の売上は減少している。
ソーシャルメディア同士
新しいソーシャルメディアが台頭すると、旧来のソーシャルメディアから人が移動する。たとえば、Twitter滞在時間が増えると、Mixi滞在時間は減る。
ソーシャルメディア中毒
ソーシャルメディアは、大変な時間消費を伴う。テレビ・ラジオは、受身の消費だったが、ソーシャルメディアは、書き込みやマウスクリックをともない、能動的消費が必要である。クリックして新しいページを開いて見て書き込みをしている間に、知らず知らずの間に時間を消費させてしまう中毒性がある。過度の利用は禁物である。
関連リンク
ネット時代で「読む量」が急増:研究結果
http://wiredvision.jp/news/201002/2010021022.html
改訂履歴
2010.02.11 関連リンク追加
2010.01.20 ソーシャルメディア中毒を追記
2010.01.17 初稿(マスメディアとソーシャルメディア、ソーシャルメディア同士)
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