超整理法
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野口悠紀雄氏の提唱している、らくちん整理術である。整理軸は時間順・更新順である。
一般の仕分け法と超整理法の関係
一般的に分類には大きくわけて二つある。
- 箱・ボックス・フォルダでの「仕分け」。
- タグづけ。
仕分け方法は、1つのものは1箇所にか入れられない。タグは1つのものに複数つけることができる。
超整理法で言うところの分類は、「仕分け」のこと。
仕分けは失敗する
ひらたく言うと、下手に仕分けようとすると、どこへ仕分けたらよいか分からないモノが出てくる。この時、強引に仕分けた場合、その仕分け(キーワード)が適切でなかったり思い出せなかったりすると、探せなくなる危険性がある。
また1つのモノを複数箇所に入れたい時も発生するし、どこへ仕分けたらよいか分からない時もある。迷ったあげく、仕分けが後回しになり、結果的に未整理ボックスが溢れることになる。
超整理法による電子メール管理
超整理法は、時間軸でフォルダを作る。筆者の場合、電子メールのフォルダ管理は月単位だ。既読&処理済みはどんどん月フォルダに入れる。Inboxが未整理ボックスを兼ねる。これにより意識を向ける箇所は一つで済む。もし、未整理ボックスを別途作るとなると、Inboxと未整理ボックスの二つに意識を向けないといけない。Inboxにはどんどん最新情報が流れるので、必然的にInboxに集中が行き、未整理ボックスの中味は見られなくなる可能性が高い。であれば、未整理ボックスはInboxと兼用で十分だ。
さて、このような形で運用すると、Inboxの未読は常に100件未満になり、溢れることはない。
なぜ時間順なのか?
なぜ、時間順の整理でよいか?野口悠紀雄氏曰く、人間は意外と時間を覚えているとのこと。あれはたしか5年前だったかな?と。年まで絞れれば、12個の月フォルダを探せば、探し当てられる。
1995年の電子メール本格運用以来、この方法をずっと続けているが、今のところ問題はない。記憶している限り、見失って見つけられなかった電子メールはない。
余談
タグ利用の普及により、時間軸ではなく「意味」による分類ができるようになった。タグ利用は別途考察する。
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