三菱UFJグループ2

日本信販とUFJカード、DCカードが合併してできる三菱UFJニコスは既存のブランドをそのまま継続しています。そこに銀行グループ名をそのまま使用した新しいブランド「MUFG」が加わりました。このことからも三菱UFJニコスをリテール部門の中心と考えていることがわかります。

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三菱UFJニコスは信販事業をジャックスに譲渡してクレジットカードの専業会社となりましたが、それには紆余曲折がありました。MUFGは同じグループ内のジャックスとセントラルファイナンスを合併しようと考えていました。ところがセントラルファイナンスがそれに反発して、ライバルグループのSMFGに移るという事態となったのです。これはさすがに予測できなかったようです。銀行グループの意向に逆らうことは考えられないからです。それを可能にしたのはセントラルファイナンスの地元経済界の協力があったからと言われています。地元経済界としてもセントラルファイナンスの本社機能が地元からなくなるのは、地元経済界にとっては大きな損失と考えたようです。結果として合併ができずMUFGはやむなく信販事業をジャックスに譲渡することで、三菱UFJニコスの人件費や店舗維持費の節減を図ったのです。by Ryou