クレジットカード王国の最新の日記
テッド博士一行は
テッド博士一行は、そこをひきあげることにして、サミユル先生にあいさつをのべた。
「では先生、またお目にかかりましょう。一度わたしの艇までおいでを願いたいと思いますが、いかがでしょう」
「ありがとう。それは相談をしたうえのことにしましょう」
「誰に相談なさるのですか」
「そりゃきみ、わかっているだろう」サミユル老師は悲しい目つきをした。
そこでテッド博士は、心ひそかに思った。
(なるほど。この怪星ガンの国は、われわれにとって極楽世界のように見えるが、よろこんでばかりもいられないんだな。先生はなにかもっと重大なことを知っていられて、わたしに話したいと思っているんだが、それが話せないらしい。よろしいそれではわれわれの手で、怪星ガンの秘密を一日もはやく探しあててやりましょう。先生、もうしばらくしんぼうしてください)
お祓い 渠成って水至る
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