クレジットカード王国の最新の日記
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まあ、静かにするがいい

「まあ、静かにするがいい。ここの家の商売の邪魔にもなる。今聞いていりゃあ盆の上の貸し借りだというじゃあねえか。そんな野暮に催促するにも及ばねえ。ここの亭主もきょう中には金がきっとはいるというんだから、わたしが仲人だ。まあ待ってやるがよかろうぜ」
 馬子は黙って半七の顔をながめていたが、腕をつかんだ手際といい、その風俗といい、その口振りといい、なんだか薄気味悪くも感じたらしく、無言のままで、のそのそと表へ出て行ってしまった。
「やい、待て。野郎」
 跳ね起きてそのあとを追おうとする辰蔵を、半七はまた押えた。
「おめえも大人気ねえ。まあ、落ち着くがよかろう。こうして、お客様が二人はいって来たんだ」
 無頼漢でも博奕打ちでも、さすがに客商売の辰蔵は客に対して苦い顔をしているわけにも行かなかった。殊に相手の馬子は繋いである馬を解いて、そのまま出て行ってしまったので、彼は眼の前の客をかき退けてそれを追ってゆくことも出来ないので、着物の泥をはたきながら急に笑顔を作った。探偵に必要な道具・現金とカード類 - クレジットカード王国 - mindia(マインディア)

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