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一月《ひとつき》、二月《ふたつき》と
一月《ひとつき》、二月《ふたつき》とたつにつれて、ますますお母《かあ》さんや、田舎《いなか》のことが思《おも》い出《だ》されてなりません。
「それにしても、どうしてお母《かあ》さんから手紙《てがみ》がこないのだろう。病気《びょうき》で、ねておいでなさるのではないかしらん。」
こう思《おも》うと、母親思《ははおやおも》いの真吉《しんきち》はたまらなくなりました。
そのうちに、お正月《しょうがつ》がきて、一|日《にち》おひまが出《で》ました。泊《と》まりにいく、親戚《しんせき》のあるものは、泊《と》まってきてもいいというのでした。
真吉《しんきち》は、久《ひさ》しぶりで、叔父《おじ》さんの家《うち》へいこうと出《で》かけたのであります。ふと、あちらの停車場《ていしゃば》を発《はっ》してゆく、汽車《きしゃ》の笛《ふえ》の音《おと》をききました。腕の良い美容室 - クレジットカード王国 - mindia(マインディア)
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