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島田伝衛門

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幕末土佐。
庄屋の島田が田畑の引水を独り占め。
これに腹を立てた岩崎弥太郎の父、弥次郎が直談判に行ったが暴行を受ける。
弥太郎はこの知らせを受け、江戸から僅か16日で土佐へ帰郷。
奉行所に行くが全く取り合って貰えない。

ならばと弥太郎は龍馬とともに蟄居中の土佐藩参政吉田東洋に談判に赴く。

弥太郎
「先日私どもの村で諍いがございました。 庄屋の島田伝衛門が、川の水を自分らの田んぼに引き込んで独り占めにしたがでございます。
その事に異議を唱えた私の父弥次郎が庄屋達から殴る蹴るの乱暴を受け、生死の境を彷徨う程の大怪我を負うたがでございます。 けんど、安芸奉行様は父が悪いと決めつけ庄屋は咎め無しという不当な裁きを下されたがです!」
龍馬
「その裏には不正があったがでございます。 安芸奉行様はかねてより庄屋から金品を受け取っちゅうに、故に、あのような不正な捌きを!」

藩主の親戚松下嘉平は日頃より酒癖が悪いが誰も注意しない。それを東洋だけは許さず藩主の前で松下を殴りつけた。
この東洋の正義を弥太郎らは期待したのであった。
その時の東洋のセリフがものすごい。

弥太郎
「職を解かれる事を御覚悟の上で無礼をお許しにならなかった吉田様であったらきっとわしらの無念を分かって下さると!」
東洋
「黙れ!わしは殴ってもええがじゃ、天才じゃき。
そのうちわしはまた参政に返り咲く。
わしがいかに有能がか、お殿様は分かっておられるきのう。
そんな人間は何をしてもええがじゃ!
岩崎弥太郎! おぬしは何を持っちう?坂本龍馬! 下士に何が出来る?
何の力もない者は、黙っちおるしか仕方が無いがじゃ。
それが世の中ぜよ。」

【龍馬伝第8回】

「島田伝衛門」について友人に書いてもらう。

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