看護配置
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医療保険から病院に支払われる報酬は看護態勢が手厚いほど多い。一般病棟では、看護師1人が対応する患者数に応じ、「15対1」「13対1」「10対1」「7対1」の4区分がある。「7対1」は06年の診療報酬改定で設けられた。最も多くの看護師が必要になる分、報酬は最優遇される。
看護師がたりない
看護師不足が深刻化している。医療の高度化で現場の需要が増え、さらに、働く看護師が多いほど病院の収入が増える仕組みに変わったことが、不足に拍車をかけた。鳥取市は、事態打開のため、看護師を育成する新たな学校の誘致に乗りだした。しかし、それだけでは人手不足を取り巻く悪循環から抜け出せないとの声もあり、解決への道は不透明だ。
http://mytown.asahi.com/tottori/news.php?k_id=32000001208310003&ref=chiezou
【中医協】入院基本料“脱看護配置”で一致- 医療必要度などで評価へ
中央社会保険医療協議会の診療報酬基本問題小委員会(小委員長=森田朗・学習院大教授)は18日、「7対1」や「10対1」など病床数に対する看護職員数(看護配置基準)に基づいて点数を設定する、現在の入院基本料の評価体系を見直し、患者の医療必要度など新たな指標を用いるべきだとの認識で一致した。
7対1看護配置の計算例 (入院基本料 病棟看護配置 7:1 看護基準)
- 病床数 350床
- 1日の平均入院患者数 315人(稼働率90%で計算)
- 1日の所定労働時間 7h
- 月の所定労働時間 150h
- 有給取得見込数 10日(年間平均)
(1)先ず、7対1看護配置で1日に必要な病棟看護師数(A)を算出します。
315人÷7=45人(A)
(2)看護師一人あたりの年間実働時間(B)を算出します。
(150h×12ヶ月)-(10日×7h)=1730h(B)
(3)7対1看護配置になった場合の病棟看護師の総年間労働時間(C)を算出します。
45人×24h×365日=394200h(C)
(4)7対1看護配置に必要な病棟看護師数(D)を算出します。
394200h÷1730h=227.86人
(結果)よって、この病院の7対1看護配置に必要な病棟看護師数は、
約 228人 となります。※あくまで目安です。
この人数は、“病棟のみ”の人数です。
病院全体の看護師数ではありませんので、ご注意ください。
外来や救急、手術室等、病棟以外の看護師数は7対1の計算に含まれません。
また、看護配置2対1の特定集中治療室などについては、個別に計算が必要です。
(10対1の計算をする際は、上記の7を10に変えて計算してください。)
実際には余剰をプラスして、235人くらいが7対1のキープも考えた現実的な人数でしょうか。
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