ニキビによる色素沈着ができる理由

ニキビを放置していて色素沈着ができてしまった経験がありませんか。毎日スキンケアをしていてもニキビができてしまうこともありますよね。そもそも、ニキビはどうしてできるのでしょうか。

ニキビができるきっかけは毛穴の出口がふさがれることです。角質が肥厚して毛穴の出口がふさがれると、毛穴内部に皮脂がたまり、白いニキビとなります。この状態はニキビの初期段階ですが、アクネ菌が繁殖すると炎症を起こして赤ニキビへと進行します。

茶色いニキビ跡はメラニンによるものです。メラニンというと紫外線を浴びたときにできるものと思い浮かべるはずです。紫外線を浴びると肌を守るためにメラニンが生成されます。メラニンは悪者のイメージがあるかもしれませんが、肌を守る役割があるのです。

ニキビの炎症による刺激や炎症によって発生する活性酸素から守るためにメラニンが生成されます。ニキビができている肌はターンオーバーが遅れがちなので、過剰にたまったメラニンで色素沈着となります。

メラニンは黒い色をしていて、肌の表面にたまると黒色、表皮から真皮の浅いところでは茶色、真皮の奥の方にあると青く見えます。

茶色い色素沈着ならセルフケアで解消する可能性があります。セルフケアで解消するには根気が必要なので、あきらめずにケアを続けてみましょう。

真皮にまで色素沈着が達してしまうとセルフケアでは解決が難しく、皮膚科で治療をしてもらうことになります。美容技術も進歩しているので治ることが期待できます。