第94号のレビュー
◆◆ 無くて七バグ ◆◆
□ AutoCAD 2008(または AutoCAD LT 2008)を制限ユーザで起動できない
http://tech.autodesk.jp/faq/user/result_dd.asp?QA_ID=3691
□ 問題点の内容
次の条件に該当する PC環境で、エラーメッセージが表示されて起動すること
が出来ません。
1. 製品をインストールする際に、既定値以外のフォルダにインストールした
場合。既定値のフォルダは以下になります。
AutoCAD 2008 の場合
C:\Program Files\AutoCAD 2008
AutoCAD LT 2008 の場合
C:\Program Files\AutoCAD LT 2008
2. Windows に制限ユーザーでログインし、AutoCAD 2008 および LT 2008 を
Windowsのスタートメニューから起動した場合。
!ご注意!
Windows Vista にインストールした PC環境ではエラーは生じません。
□ 有効な回避方法
新しいスタート メニュー アイコンを作成することで現象を回避できます。
1. エクスプローラでフォルダを表示します。
AutoCAD 2008 の場合
%ALLUSERSPROFILE%\スタート メニュー\プログラム\Autodesk\AutoCAD 2008
AutoCAD LT 2008 の場合
%ALLUSERSPROFILE%\スタート メニュー\プログラム\Autodesk\AutoCAD LT 2008
2. 製品のショートカット アイコンを削除します。
3. デスクトップに上ある製品の起動アイコンを、手順 1 のフォルダにコピー
します。
4. Windows のスタートメニューから製品を起動できることを確認します
□ ネットワーク または マルチシート スタンドアロン 製品のみのパッチ
スタンドアロン製品以外の場合は、次のパッチファイルを適用することで、
次回の配置からのインストールに対応することができます。
次の修正パッチファイルを導入してください。
2007/10/30 スタートメニューから起動の問題修正パッチ
http://www.autodesk.co.jp/adsk/servlet/item?siteID=1169823&a...
次の製品が対象となります。
- AutoCAD 2008
(AutoCAD Revit Architecture Suite 2008、AutoCAD Revit Structure
Suite 2008 に含まれている AutoCAD 2008 を含む)
- AutoCAD Electrical 2008
- AutoCAD LT 2008
- AutoCAD Map 3D 2008
- AutoCAD Mechanical 2008
- Autodesk Mechanical Desktop 2008
(Autodesk Inventor Suite 2008、Autodesk Inventor Professional 2008、
Autodesk Inventor Routed Systems Suite 2008、Autodesk Inventor
Simulation Suite 2008 に同梱)
◆◆ AutoCAD の法則 ◆◆
「下位互換」
原則として AutoCADの図面データは上位互換性が保障されています。
新しいバージョンになっても図面を開くことができなくなったり、図形が消失
するようなことがないことが保障されています。
(たまに文字の形状が変わることがありますが 笑)
「原則」とされているのは、新しいオブジェクトタイプが設けられた場合、
図形(オブジェクト)が変換される作業が生じるため、若干の相違がある可能性
を含んでいるからだと思います。
逆に、「若干の相違」は下位互換にも影響します。
例えば、文字データの内容が正しく変換されても、字体(フォント)が変わって
しまうことが将来のバージョンと過去のバージョン間で発生する可能性もある
ということです。
SAVEコマンドで [ファイルの種類] に該当するバージョンがあっても、若干の
注意が必要です。
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