第106号のレビュー
◆◆ 無くて七バグ ◆◆
□ AutoCAD 2000形式のDXFへ保存した際に、寸法のスライドが解除されてしまう
http://tech.autodesk.jp/faq/user/result_dd.asp?QA_ID=3854
□ 問題点の内容
テンプレートを使用しないで、新規図面にスライド寸法を作成すると現象が再現
するようです。
他社から提供された図面でも想定される現象なので、少し厄介かもしれません。
AutoCAD 2008 および 2009 で確認されている問題点です。
□ 有効な回避方法
現在のところ、テンプレートを経由して保存する方法が提示されています。
回避方法の詳細については、上記のリンクにて記事を参照してください。
◆◆ けっぱるぞ流 実力アップクイズ ◆◆
AutoCAD 2000 以降のバージョンで問題を確認できる、共通の内容になって
います。チャレンジしてみてください。
[問] システム変数 SDI の正しい機能説明は、次のどれでしょう?
1. システム変数 SDI は、複数の図面を取り扱えるように設定するシステム変数
です。
2. システム変数 SDI は、システムプリンタの登録台数を制御するシステム変数
です。
3. システム変数 SDI は、印刷スタイルテーブルを制御するシステム変数です。
正解は、このメールの文末にあります。
◆◆ AutoCAD の法則 ◆◆
「システム変数」
AutoCAD の特徴とされている、カスタマイズを補助する機能です。
AutoCAD の環境を変更できる反面、知らないうちに変更されるとトラブルの
原因となるので注意が必要です。
例えば、FILEDIA はダイアログの表示/非表示をコントロールします。
通常の作図作業では非表示にする必要性は感じませんが、マクロやスクリプト
を使用して図面を開く場合には非表示にしないと処理ができません。
BLIPMODE は画面上のクリック点にマーカを残しますが、図形作図を自動化した
場合は、マーカを非表示にした方が見栄えが良いです。
マクロやプログラム側でシステム変数を戻さないと、「ダイアログが表示され
なくなった」「クリックした点にマーカが残らない」という不便が生じる原因
となります。
!けっぱるぞ流 実力アップクイズの答え!
<1> が正解です。
システム変数 SDI は、複数の図面を取り扱う動作を制御します。
2つの異なる図面を開いて、別のウィンドウが開かれない場合は、SDI の値を
確認します。
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