歴史改竄の履歴
勝てば官軍。歴史は勝者により都合よく改竄される。極端に敗者が悪者扱いされている。
歴史を学ぶということは、単に歴史的事象を覚えるだけでなく、勝者によって何が改竄され、何が隠蔽されたかを見抜く力、つまり「インテリジェンス」力を養うこと。
現代社会にも偽り、嘘、虚飾が多い。歴史を学ぶことにより、現代社会の真贋を見抜く能力も養われる。
改竄具体例
勝者 vs. 敗者・悪者(事象)
- ブッシュ vs. イラク(イラク戦争)
- アメリカ冷戦推進派 vs. J.F.ケネディ(ケネディ暗殺)
- 戦前 vs. 戦後(太平洋戦争・大東亜戦争)
- 中国共産党 vs. 大日本帝国(日中戦争)
- 薩長 vs. 江戸幕府(幕末)
- 豊臣秀吉 vs. 明智光秀・織田信長(本能寺の変)
- 後醍醐天皇・楠正成 vs. 足利尊氏(建武の新政)
- 源氏 vs. 平氏(源平合戦)
- 征夷大将軍 vs. 蝦夷(平安初期の東北地方平定)
- 天智天皇 vs. 蘇我氏(大化の改新)
改竄未遂の具体例
敗者がことのほか人気が出てしまったため、改竄に失敗した例。どちらかというと敗者がヒーロー扱いされ、勝者が悪者扱いされている。敗者のほうが人気が出ることを、源義経の役職にちなんで、「判官びいき」(ほうがんびいき)と言う。
勝者 vs. 敗者・ヒーロー(事象)
- 徳川家康 vs. 豊臣秀吉(関が原の戦い~大坂の陣)
- 足利尊氏 vs. 後醍醐天皇・楠正成(建武の新政・室町幕府)
- 源頼朝 vs. 源義経(義経追討)
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