ソーシャルメディアの抵抗勢力の履歴
2010年時点で40-50歳の人
インターネット普及元年だった1995年に25-35歳だった。
25-35歳というのは、仕事への自信を持ち始め、仕事への姿勢を決定付け、仕事をバリバリこなせる時期であり、個が確立し、思想が形成される時期である。
この時期にインターネットを受け入れていないと、その後の人生において、インターネット・ソーシャルメディアを受け入れがたくなる。もちろん年齢や好奇心の強さなどで個人差はあるが、全体的な傾向としてはそう言える。
そして、この時期にインターネットを敵視する思想を身に着けてしまうと、ソーシャルメディアへの拒絶感は決定的になる。なぜなら、ソーシャルメディアを受け入れることは自己否定にもつながりかねないからだ。
ソーシャルメディア活用のできる企業・できない企業
2010年時点で40-50歳は、企業の中では意思決定の中枢に位置する。若手の意見を尊重する企業は、それでもインターネットやソーシャルメディアを受け入れられる。
しかし、そうでない企業・意思決定が硬直した企業では、ソーシャルメディアに対する関心が低く、どう対処したらよいか分からず、「分からないことはやらない」という思考停止状態になっている。
※企業人によるソーシャルメディア活用を「EGM」と呼ぶ。
では、2010年時点で50歳以上は?
この世代は、1995年時点で既に35歳を超えており、個・思想を確立済みである。ソーシャルメディアに対する姿勢は中立である。人間として成熟しているので若手の意見もききやすい。下の40-50歳の世代ほどには抵抗勢力とはならない。
関連キーワード
- ソーシャルメディア
- 思想形成への影響の1995年を参照のこと。
- 思想