市民革命の履歴
市民革命の歴史
王政(帝政)を廃止した革命。
17世紀~18世紀
15世紀半ばの「印刷革命」によって、それまで一部階級や教会に支配されていた知識が解放されることになった。宗教改革が起き、人間の尊厳、個人の自由を育む気風を産んだ。その結果、100年以上の時を隔てて、清教徒(プロテスタント)によって、イギリス、そしてアメリカで市民革命が起きた。
- 1641年 清教徒革命@イギリス
- 1688年 名誉革命@イギリス
- 1775年 独立戦争@アメリカ
- 1789年 フランス革命
第一次世界大戦前後
フランス革命から100年以上の時を隔て、市民革命が起きた。日清戦争により清(中国)が、第一世界大戦によりロシア・ドイツ・オーストリア・トルコの帝国が崩壊した。
- 1911年 辛亥革命@中国
- 1917年 ロシア革命
- 1918年 ドイツ革命
- 1918年 オーストリア革命
- 1922年 トルコ革命
第二次世界大戦後
- 1946年 イタリア王政廃止
現在も国王(大公)のいる国(ヨーロッパと日本のみ)
- イギリス
- スペイン
- オランダ
- ベルギー
- ルクセンブルク
- デンマーク
- スウェーデン
- ノルウェー
- モナコ
- リヒテンシュタイン
- 日本
市民革命と市民社会(民主主義)
結局、早期に市民革命を経験したイギリス、アメリカ、フランスが市民社会の成熟が先行している。
日本
二つの世界大戦で敗戦国となったドイツ・オーストリア・トルコ・イタリアはすべて王政廃止に至った。敗戦国の中で唯一日本のみ王政廃止に至らなかった。このことが日本に民主主義が根付理由(お上意識が抜けない理由)があるのではないか?という指摘を何かで読んだ。
編集履歴
- 2011.01.28 解説追加
- 2010.11.18 初稿