調和の履歴
『ハイ・コンセプト』
ダニエル・ピンクは『ハイ・コンセプト』でビジネスパーソンに必要な6つの感性の一つとして「調和」を挙げている。
『ワークショップ』
『ワークショップ』ではオーケストラをなぞらえて調和による覚醒、「交響する瞬間」を説明している。
100人近いオーケストラと200人近いコーラスのどこにいる人でも、他のすべてのパートの音が完璧に聞こえる、と感じられる時がしばしばあったというのだ。完璧なハーモニーの一部になりきるような体験で、なんとも言えない至福の瞬間。普段は音の小さな楽器や遠くの人の演奏はなかなか聞こえないのに、その時はすべての音がはっきりと聞こえていると感じられた。それはもう特別な恍惚の時であり覚醒の時だった。
お互いが自分でありかつ全体である瞬間。個と全体の調和。お互いに他をよく聴くことで完成する完璧なハーモニー。
お互いの違いを聴きあい、自分は自分でありきる中で、豊かなハーモニーが生まれる。そんな「交響する瞬間」を生み出す「交響する場づくり」を様々な局面で重ねていきたいと思う。