有効的
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間違いとは言い切れないが美しくない、あるいは紛らわしい日本語の典型例。
直後に「的」をつけなくても意味が通じる場合は、「的」をつけないほうが美しい日本語だと思う。わざわざつけなくてもいいものをつける背景にあるのは、言い切れることをわざと曖昧にすることによる責任回避であり、語尾に「みたいな~」をつけるのと精神的には同義である。
また、「ユウコウテキ」という音では他に「友好的」という日常よく使われる語が存在する。こちらは「的」をつける用法が一般的であり、使い分けの観点から言っても「有効」に「的」はつけるべきでない。
なぜかサッカー解説者にはこの用法を積極的に用いる人物が多い。サッカーという競技の特性上、あるプレイが「戦術的に有効かどうか」がよく論点にあがるのは必然なのだが、その言い回しが日本語として有効かどうかにも配慮していただきたい。
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