情報漏洩
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情報公開・知識解放(知識革命)の負の見方のことである。
または、情報主による予期せぬ情報公開を情報漏洩と呼ぶ。
印刷革命において
歴史的事象
- 印刷革命以前は、聖書は教会のみにあった。
- 印刷革命(1455年)により、聖書は大量生産された。
社会に与えた影響
- 市民側にとって、聖書が教会の権威から解放された。
- 協会側にとって、自らの権威を損なう由々しき「情報漏洩」である。
歴史的経過
- 市民側によって宗教改革が勃発し(1517年)、ヨーロッパ社会は、守旧側のカトリックと市民側のプロテスタントの対立が起こる。
- 結果的に、カトリック側(ポルトガル・スペイン・イタリア)は没落し、プロテスタント側(オランダ・イギリス・ドイツ・アメリカ)が台頭することになる。
歴史的考察からの結論
- 「情報公開」を行った側が勝ち、「情報漏洩」を恐れた側が負ける。
ソーシャルメディアイノベーション
歴史的背景
- インターネット登場以前、情報発信はマスメディアのみによって行われた。
- インターネット(ソーシャルメディア)の登場により、個人が容易に情報発信することができるようになった。
社会に与えた影響
- 人々にとって、情報がマスメディアの権威から解放された。主な担い手は「デジタルネイティブ」である。
- マスメディア側にとって、自らの権威を損なう由々しき「情報漏洩」である。
2010年に起きた主な「情報漏洩」
- sengoku38による尖閣諸島沖での中国漁船と海上保安庁船の衝突映像のYouTubeへの投稿
- ウィキリークスによる外交文書の漏洩
- 大桃美代子による元夫と麻木久仁子の不倫暴露ツイート
起こりうる未来
- 旧主側のマスメディアとソーシャルメディア利用者の対立が起こる。
- マスメディアは、ソーシャルメディアによる情報公開を、「情報漏洩」と喧伝する。
- しかし、いづれ新旧逆転が起きる。この時代の大きなうねりは変えられない。
- 個人社会(個人競争社会)が登場する。インターネット(ソーシャルメディア)の活用度合いが競争力の源泉になる。『フリーエージェント社会の到来』を参照。
- マスメディア・政治の権威が失墜する。
- 「情報公開」を前提にした社会が形成されていく。
提言
- 「情報漏洩」を恐れるのではなく、自ら「情報公開」をすることにより、リスクを回避する。
あとで「印刷革命」と「ソーシャルメディアイノベーション」に振り分ける予定。