私塾のすすめ

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私塾のすすめ ─ここから創造が生まれる (ちくま新書)

リーラボ

2010年7月2日、「リーラボ」で紹介した。

書評再掲

3年前の本。対談本ははずれが多いのだけど、この齋藤孝&梅田望夫の対談は成功だと思う。本書の底本は、福澤諭吉の「学問のすゝめ」である。私塾とはまさに、福澤諭吉の慶應義塾、吉田松陰の松下村塾、緒方洪庵の適塾のことである。

これら私塾は、幕末から明治維新という動乱期、若者の日本の思想を形成し、その後の日本の行く末を決定づけることになった。

現在(2010年)はまさに幕末の様相を呈している。しかし当時と現代で決定的に違うことがある。それはインターネットの出現である。志を同じにする者が、インターネットでめぐり合うことができた。インターネット上で「私塾」を形成することが用意になった。

そしてまさに、インターネット上とリアル世界で、あちこちで勉強会&オフ会という名の私塾がどんどん出てきている。

私塾が日本を動かす原動力になる。

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