キャッシュ・フローの履歴
キャッシュ・フロー(cash flow、現金流量)とは、現金の流れを意味し、主に、企業活動によって実際に得られた収入から外部への支出を差し引いて手元に残る資金の流れのことをいう。現金収支を原則として把握するため、将来的に入る予定の利益に関しては含まれない。
キャッシュ・フロー会計(cash flow accounting)とは、企業の経営成績を現金・預金の増減をもとに明らかにするという会計手法のことである。欧米では古くからキャッシュ・フロー会計にもとづくキャッシュ・フロー計算書(Cash flow statement, C/F)の作成が企業に義務付けられている。
日本では、1999年度からは、上場企業は財務諸表の一つとしてキャッシュ・フロー計算書を作成することが法律上義務付けられている。
現金の入りと出、支出(投資)と収入(回収)。
「利益」が一定の会計上のルールに従って処理した結果であるのに対して、実際の現金の出入りをさす。
「キャッシュは事実、利益は解釈」とも言われるが、それでも企業分析に用いられるキャッシュフローには計算方法等によっていくつか種類がある。