居室待機の最新の日記
ブラック企業が許せない貴方、ブラック企業は貴方の許しを求めていない
サービス残業を強要させる
正社員身分を与えず、パートに責任だけ求める
世界同一賃金とか言っちゃう
世の中に「ブラック企業」は多々あります。
「そうしないと戦っていけない」と経営者は傲然と言い放つでしょう。
「日本企業として世界と戦うにはこれしかないのだ」と。
まぁ、そうかもしれませんね。
地面を掘れば資源が出るわけでもなければ、人件費が2倍だから2倍日本人が働くわけでもない。
税金も高いし政府は何かと「銭儲け」の邪魔をするし、もう生き馬の目を抜くしか無いか!って感じでしょう。
しかもサービス残業の強要…要は、人件費のダンピングで、製品を安く提供すれば、その強要した相手の日本人も「安いッ!」って商品やサービスを買ってくれるのですよ。
これは経営者には成功体験になります。
「ワタミはブラックだ」「従業員を死ぬまで働かせる」「社長は無理な理念を押し付けるばかりで従業員に無理難題を押し付けている」そして「許せん!」という呪詛は満ち溢れていますが、
死ぬまで無休かつ薄給で従業員を働かせたワタミは安く食事を提供できて、消費者は「安いッ!」と群がるわけです。
市場は、日本人はワタミを受け入れたわけですよ。
この状況下でネットでワタミを叩いても、ワタミからすれば「従業員は応募してくる」「一般の消費者も受け入れてくれている」わけで
「外野が何を言っているの?」って感じでしょう。
外野としての私も、貴方も、多分そんなに影響力無いですし、
外野の私ができることは「ワタミには行かない」だけじゃないでしょうか。
誰に誘われても、「あ、そこは行かない」と、自分だけ行かない。
特にワタミへの呪詛は吐かない、でも聞かれたら理由は言う。
影響力皆無な一人経済制裁ですが、もしかするとこういう風潮が広まって「日本人従業員を使い潰してブラックといわれると客が減る」
となると、
「経営者として従業員を大切にしないと経営上困る」
わけで、そうならないとブラック企業は減らないだろうなぁ…と思ってやっています。
しかしながら、
わたくしが一人経済制裁をしているのはワタミだけじゃなくて、
残業代を払っていなかったがんこ寿司チェーンにもいけないし、
世界同一賃金なユニクロの服も買えない…。
ブラック企業じゃないけど他国の文化に干渉する
反捕鯨テロリストを支援したオージー・ビーフは食えないし、
グリーンピースに資金提供したパタゴニアの服は買えない。
彼らが反省する日よりも
わたくしが衣食に困る日の方が早く来そうです。
10年前の自分の読書日記が興味深い件
http://mindia.jp/book/349/keyword/12%E6%9C%8814%E6%97%A5
2001年に書いた2本の読書日記は
「米国の戦争のやり方」と
「ソビエト撤兵までのアフガン」
について書いたものです。
この時にはまだアフガニスタン紛争がはじまったばかりでした。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%95%E3%82%AC%E3%...
まさかアメリカがビン・ラディンを暗殺するまで10年かかるとは思ってもいませんでした。
また同様に、タリバン殲滅後に自衛隊投入のはずが、インド洋に投入された海自が2010年までずっと派遣されているとは…考えもしませんでした。
さて
米軍は北部連盟を援助し、多くの民間人を含めてタリバン政権派を殺害しましたが、結果的に対日戦で行ったような「民間人を含めて皆殺し作戦」は取れず、また、後の治安維持作戦ではソビエト同様戦力の逐次投入して傷を深めていきます。
アフガンの民族状況を考えると「ゲリラの殲滅」を行うためには「その相手が兵士であるか、ただ単に税金を払っているだけかは区別しない。その国の国民というだけで殺す。」というかつての米国のやり方を復活させないと無理なわけで、結果として「できない」わけです。
10年前に
地域紛争、民族紛争、宗教紛争、どれもすっきりと解決したのを見たことありませんが、よその国が手を出して火傷しなかったのも見たことありません。
と書いたように、
やはりアメリカも大火傷をおい、
「すっきり解決しない」ままアフガンから撤兵しようとしています。
アフガンの10年後は、一体どうなっているのでしょうか?
(以下は10年前の読書日記再録です。)
130>海上護衛戦 学研M文庫
大井 篤 (著)
価格: ¥780
文庫 - 459 p (2001/02/01)
学習研究社 ; ISBN: 4059010405 ; サイズ(cm): 15 x 11
(TT)
なんつーか・・・
(TT)
日本は1次大戦で今後の戦争は国家総力戦になるという戦訓を得れなかったことが、敗北を前提とした2次大戦に突っ走ってしまった原因であるといわれているが、その現象面での現れが海上護衛活動の貧弱さだろう。
そもそも、国際法規上それほどの問題のない(しかも事務手続きミスでの)宣戦布告前の攻撃を受けたからと言って、明らかに国際法規違反である民間船への警告なし攻撃、無制限雷撃戦をすぐさま宣言する米国のような無法さを、うぶな日本は想像さえしなかったのかもしれない。
このあたり、1次大戦どころか、当時現在大西洋で何が起こっているのかすら見ようとしなかったことはうぶではすまされないが。特に人の上に立ち、人の命を預かるもの達の無知蒙昧無能さ加減には怒りを通り越して哀れみさえ覚えてしまう。
しかし、この米国の無制限雷撃戦“Sink 'Em all”が日本国力をみるみる減弱させた事実は、この手の「その相手が兵士であるか、ただ単に税金を払っているだけかは区別しない。その国の国民というだけで殺す。」という米国のやり方は(後の戦略爆撃を見ても)非常に効率的であるということが分かる。
NYで自分の手法をマネされた米国が慌てるわけだ。
話がそれたが、本書は海上護衛戦の実録書というよりも、戦略眼のない戦争がいかに推移するかという事柄についての実録書になってしまっている。涙なくしては読めないが、軍事関係に少しでも興味のある方は読んでおいて損はないだろう。
131>アフガニスタン紛争のソビエト軍
オスプレイより1986年に発行された冊子(Men at Armsといえば分かる方は分かりまくるだろう)をモデルグラフィックが1989年に邦訳出版したもの。
そういやこのちょっと前の時期、オスプレイにえらい貢いでいたなぁ。この時期に邦訳が出始めたはずだが、今となれば邦訳もドンドン出て読めない英語を無理やり読む必要もなかったのに・・・という想い出話は良いとして、今読むのに偶然タイムリーな1冊となっていたのを本棚より発掘、再読です。
これを読むまでソビエトのアフガニスタン侵攻でソビエトは総力をあげてゲリラの掃討に挑んだが失敗、敗退したと覚え違いしていました。
そりゃベトナムのアメリカ軍だって。アフガニスタンを「ソ連のベトナム」と呼ぶ最近の報道にすっかり惑わされていました。
おさらいすると、社会主義政権がイスラム主義者に打倒される前例を作ることを恐れたソビエトが、それまで駐留していた軍事顧問団に加えて予備役を中心とした軍隊を投入、しかしこの予備役がイスラム教徒で敵に同情的で使い物にならず、ソビエトが戦略目標とした空港、道路の制圧に失敗、ソビエトは五月雨式に戦力投入していく。ソビエトの目的はゲリラの殲滅ではなく、一部戦略目標(国土の15%程度)と社会主義政権の維持に過ぎず、それ以外の土地で何が起きようとどうでもよかった。ゆえにベトナムに比べてはるかに少ない戦力(全師団の6%)しか投入せずに、アフガニスタン紛争の長期化をそれで良しとしていたが、ソビエト自体が戦費の負担が重圧になってきたため(原著発行語の1989年)アフガニスタンより完全撤兵・・・。
- ・あ~、恐ろしいものですな。完全に忘れていました。
ちなみにゲリラリーダーの紹介などもあるのですが、今話題のタリバンは当然出てきません。彼らはソビエト撤兵後に現在北部同盟といわれる連中(の一部)が覇を得て、(控えめに言って)無茶苦茶をやったので世直しに台頭してきた勢力ですから。
地域紛争、民族紛争、宗教紛争、どれもすっきりと解決したのを見たことありませんが、よその国が手を出して火傷しなかったのも見たことありません。タリバン壊滅後、現地入りを強要されるであろう自衛隊諸君の無事を今から祈る気持ちです(TT)
テーマを持った文章はブログに残すしか無い
mindhiaの皆様、お久しぶりです。
1年半ぶりの日記を書いてみます。
流行に流されるまま、文章出力リソースをtwitter→facebook→google+(これは流行してないか)へと順に振り分けておりました。
ですが、これらは全て「書き捨て」メディアなんですよね。
twitterが「ミニブログ」と称され、ログが残ってtwilogなどでブログ形式で保存することが可能だろうとも、
「書き残した事柄」よりも「情報鮮度」を重要視しているのは
「timeline表示」が主体になっていることからも明らかです。
(参考:それって新しい情報?を明示化しているTwitter
http://mindia.jp/book/349/entry/3657
2010-03-10 12:26:25 ポスト)
後になって「あれ?このテーマについて昔、書いた記憶があるけど、どこだろう?」と探そうとしても、自分ですら見つけることは難しい。
そもそも、そういうつもりで使うメディアじゃないし。
結局、テーマを持った文章はブログに残すしか無いのだな、という当たり前のことを、1年半のSNSめぐりで見つけてきたように思います。
長かったなー。
ソロモンよ、私は帰ってきた!
(付記:
以下の文章を書こうと思って
「あれ?そういえばtwitterそのうち廃れるってドコかで書いたな?」
を探すと、ココでした。
今はSNS大盛況ですが、これもそのうち廃れて長文文化がまた来るかも…
だって読み書き・日記保存大好き日本人ですよ?私たち。)
今年初めにはtwitter全盛で、東北大震災時に大活躍したことが思い出されますが、私の周りではほとんどfacebookに移行したように思います。
やはり実名メディアで「リアル知り合いと連絡が取れる安心感」や「長らく連絡の取れなかった知人と連絡がとれた驚き」などもあり、以前からtwitterを使っていた他人が移行したこともさることながら、今まで何となく不安でSNS自体を使っていなかった方々が参入してきたことも大きいかと思います。
このあたり、私は2年前に「Twitterは一般化せずにマニアのオモチャで終わると思う」
http://mindia.jp/book/349/entry/3283
と申しておりましたが、まさか「別メディアにマニア以外のユーザーを持って行かれる」形で「マニアのオモチャで終わる」とは思っていませんでした。
栄枯盛衰、IT関連は移り変わりが実に早いですね。ブラウザもついに(バージョンごとシェアでは)ChoromeがIEを抜いたとか…。
今はfacebook優勢ですが、システムとして優れていると(私は)思うgoogle+がfacebookを抜きさっているという未来も、実はすぐそこに用意されているのかもしれません。
iPad楽しいです
コレは売れますね。iPhoneも!
iPhoneを使っていて「もうちょっと画面が大きかったらいいのにな」と思っていたら、出たじゃんipad。その希望のまま。
では今回、iPadを使ってみた人は思うんじゃないでしょうか「コレで持ち運びしやすいように小さなのが欲しいな、、、あ、iPhoneあるか!」って。
SBは早急にiPadのSIMロックを外すべきじゃないでしょうか。そこで他キャリアを使う人が出てもその人はSBのiPhoneが欲しくなって多分、iPhoneの売上がまた上がると思います。
iPadの良いところというか、伝播力があるのは、
iPhoneもそうですが、何の知識もなく、触っていて楽しい!と思えるし、それを「人に貸す」ことができるんですよね。
私も知人に「iPhone面白いですよ!」と貸してみて、そのうち何人かはiPhoneに機種変更しました。この面白さはしばらく触っていてわかるものなんですよね。
今は話題性で売れている感じがありますが、今からはユーザーが勝手に宣伝して広がっていくんじゃないでしょうか。
それって新しい情報?を明示化しているTwitter
ブログなどではエントリ日時がスタンプされます。
Twitterも、1日以上前のエントリに対しては「12:01 PM Mar 5th via Power Twitter」などとタイムスタンプが押されます。
ですが、24時間以内のエントリに対しては「about 20 hours ago via Power Twitter」や「12 minutes ago via Power Twitter」などと、「今からどのくらい前の情報か?」を示しています。
これがTwitter方式の肝なんでしょうね。
いつまでも残ってしまう今までのWeb情報と区別して「情報の鮮度表示」をしたって感じでしょうか。