居室待機の最新の日記
「中間マージンを撤廃する」ことで必ずしも皆が幸せにはならない
本は著者から編集者、営業部から宣伝部、取次、書店まで、情熱のチェーンみたいな物があって、初めて店頭に並ぶわけです。そういう手間隙かけられた物と、1人でやっているブログでは、やはりまだ本の質のほうに1日の長があります。
確かに手書きPOPで「蟹工船」のブームを作ったのは1書店員と言われていますし、彼女の情熱、頑張りが無ければ蟹工船の再評価は無かったわけです。
これはブログという全く別のものと比較するまでも無く、その本もネット販売に押されていますが、こういう書店員などの「売り手の情熱」ひいては「収入」がなくなってしまっていいとは私は言えないと思います。
本を売る、読むという文化にとっても、「皆の幸福」にとっても。
そして
これは他の物についても言えるんじゃないでしょうか…。
かつてフェアトレードについて批判的なキーワード記述をしましたが、「中間搾取をしている」のも何もエイリアンや化け物が中間マージンを取っているわけではなくて「情熱を持って仕事をした対価に」マージンを取っている場合も多いんじゃないの?それは評価してあげたら?と思うわけです。
コメント
コメントできません (ログインするとコメントできます)
それを言っちゃお終い系のコメントかもしれませんが。
その情熱に便乗して、昔ながらの仕組みで儲けている人が居ることも確かですよね。
さすがに物販の仕組みが多様化してきたから、ユーザーが好みの仕組みで購入すれば良いと感じています。
たまーに店舗で買うと、素晴らしい情熱を持った店員さんが居ることも確かですよね。
そういう人から買うと、こちらも嬉しくなります。(値段じゃなくてね)
>そういう人から買うと、こちらも嬉しくなります。(値段じゃなくてね)
それはありますね。
そういう時にはその店員さんにそう言うようにしています。
TVを買ったときも上新の店員さんに「ネットで調べたらヨドの方が3万安かったけど、この前丁寧に説明してもらったからあんたから買うわ。」と買いました。
普段1円2円安いものを追い求めていながら、我ながらこういうところおかしいなーと思うんですけどね…自分自身、知識と技量を基にした手作業で飯を食っているので、他人のそれにも敬意を払いたいと思うのです。
(知識と技量で作られたソフトの作者に敬意を払わない割れ厨は氏ね。)
> 自分自身、知識と技量を基にした手作業で飯を食っているので、
> 他人のそれにも敬意を払いたいと思うのです。
いいですね。
見習いたいです。