居室待機の最新の日記
<< 前の日記へ 一覧を見る 次の日記へ >>

 

「ヱヴァンゲリオン・序」を観た

…あれ?

なんだか、どこをとっても「古臭い」ように思えてしまうのは何故なんだろう。

エヴァはあのブツ切れの展開にも「新鮮さ」を感じたんだろうと思います。
初号機が頭を貫かれて出血、直後の場面でシンジ君ベッドの上…「え?何々?何がどうなったの?」というような展開。
そういう場面を最初に見せられたからこそ、多少の物語の矛盾や強引な展開などは「ええい、そんなことはどうでもいい!エヴァを写せ!エヴァの戦いぶりを!」となったんだろうと思います。

それが時系列にしてしまうと、なんだかとても陳腐な展開に感じるのは何故なんでしょうね。

前半の山であるヤシマ作戦終了時の「笑えばいいと思うよ」までも陳腐に感じさせてしまったのは…綾波の描き方かなぁ。

エヴァは要は「お父さんと息子が母親を取り合うんだけど、息子は結局他の女へ行く話」なので(我ながら凄いザックリしたまとめですが)、前半の「お父さんと息子が母親を取り合って母親は息子を選ぶ」ここまでに「父親が母親をいかに求めているか」などを描かないといけないんだけど、時系列に描いてしまうと、それらが印象的には描けなかった…ということになってしまったんでしょうね。



今から考えると、悪評もあった旧映画版もあれはあれで慧眼だったんですね。

コメント

コメントはまだありません

コメントできません (ログインするとコメントできます)