史記 武帝紀〈1〉

史記 武帝紀〈1〉

内容（「BOOK」データベースより）
匈奴の侵攻に脅かされた時代。若き武帝・劉徹は、状況を打開するため、張騫を西域に派遣した。奴僕として生きてきた一人の漢。彼は、類稀なる武才を揮い、劉徹の前に突如その姿を現した。漢の名は、衛青―。刮目せよ、英傑たちの物語を。慟哭せよ、天道を求めし漢たち。心せよ、北方「史記」ここに刊行!中国史上最大の史書を壮大なスケールで描く、待望の第一巻。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
北方 謙三
1947年佐賀県唐津市生まれ。中央大学法学部法律学科卒。81年『弔鐘はるかなり』でデビュー。83年『眠りなき夜』で第4回吉川英治文学新人賞、85年『渇きの街』で第38回日本推理作家協会賞長篇賞、91年『破軍の星』で第4回柴田錬三郎賞をそれぞれ受賞。近年は時代・歴史小説にも力を注ぎ、2004年『楊家将』で第38回吉川英治文学賞を、06年『水滸伝』で第9回司馬遼太郎賞を受賞した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

読書：2009年11冊目

前漢中興の祖、武帝の青年期です。ハードボイルド史記かぁ…こう来るか。そろそろ日本史にも帰ってきて欲しいなぁ＞北方御大。
匈奴討伐が大きなテーマになってきますが、合戦のシーンは正直ちょっと飽きてきました。結局、馬の機動力で「二つに断ち割って」「指揮官を突き落として動きが悪くなった所を殲滅」の一手だもんなぁ。でも最後の埋伏の仕掛けは流石でした。
今後武帝が司馬遷と出合って、そして長い年月をかけて徐々に老いていくあたりまでやって欲しいものです…ってまた大長編か。