5月28日の履歴
2008年
今月の読書
水滸伝19巻
ついに梁山泊陥落。やはり北方御大は男の死に様、滅び様を書かせると天下一品でありますな。痺れます。
しかし黒旋風李逵の最期があっけない・・・原作(といっても多分シバレンの)で覚えているの李逵だけなんだよね。
水滸伝別冊 替天行道
読むまでは劇中本の「替天行道」をでっち上げたのかと思っていたら、対談やエッセイなどの「北方御大ファンブック」だった。
で、私も北方御大ファンであることを再確認。
揚令伝1~3
当然、こっちへ進む。
買おうかどうしようか猛烈に迷ったのですが・・・
文庫版になるに当たって大幅加筆修正ですね、わかります。
ということで図書館で借りました。
しかし4は予約を入れて1ヶ月たってもまだ借りられないし、5は125人待ち・・・やはり買えということか?
ハイペリオン・上・下
ハイペリオンの没落・上・下
エンディミオン・上・下
エンディミオンの覚醒・上・下
「ユニーク」
一気に読んでしまいました。ハイペリオンは昔に読んで続きを放置していたのですが、よく放置できたもんだな。
いくつもの重層的なSF物を連ねたハイペリオン(これが一番SFらしいかな)、それを一挙に纏め上げる没落。
突然ロードムービー風になってしまうエンディミオン(娯楽物としてはこれが一番かな)、伏線を全部回収しようとして微妙に失敗している覚醒。
どれも1級品でありますな。
ケース・オフィサー
麻生幾がとても稚拙な書き手になっていて驚いた。
「主人公は人たらしの達人なのだ」で、身内以外には一目で気に入られまくってのちにそいつらが偉くなって助けまくってくれる。
これは島工作ですね。
後半のパンデミックの描写もあざとい。
でも「猛烈な致死率だったので、広まる前に感染者が死んでしまってあまり広まらなかった」という設定はGood。鳥インフルで騒ぎ立てている人も、猛毒型で致死率が高い高い、それがパンデミックを起こすと大変だと五月蝿いけど、梅毒にしろ何にしろ短期間致死型の間は病気ってそれほど広がらないのは常識だろう。中外製薬の株を持っているんですね、わかります。
猫のパジャマ
レイ・ブラッドベリ、現役だったのか!驚いた。
内容は古臭いと思うんだけど、アマゾンのカスタマーレビューを見る限りではブラッドベリファンには評判いいみたい。
図書館戦争
ハルヒでも思ったのだが、語り手の視点を説明無しに変えるのがラノベの手法なの?これは語り手自身が交代したりしていて書き手の技量自体が拙い感じ。恋愛物としても浅っい。まぁこんなもんか。
いかにもアニメになりそう。なってるか。
としょかんライオン
とても暖かい絵と話の絵本です。
ライオンを含めて、登場人物(動物)がとても、かわいらしい。
この1ヶ月読んだ本で1冊お勧めを選べと言われれば、この絵本を選びます。