牽制艦隊の履歴
HoI2DataWIKIより
HoI2では海軍ドクトリンは以下の3系統に分かれる。
Fleet-in-Being:牽制艦隊(日本語版では大艦主義)(イギリス、フランス、イタリア、ソ連)
Base Strike:基地攻撃(日本語版では基地空爆)(日本、アメリカ)
Sealane Interdiction:航路妨害(日本語版ではシーレーン封鎖)(ドイツ)
牽制艦隊とは
牽制艦隊(Fleet-in-being)は当時の海軍における主流の考え方。これは海軍の本質は防衛戦であるとの考えに基づく流派である。
艦船は陸上の防御設備や機雷で封鎖された軍港に対しては無力であり、艦砲射撃は海上を運航する敵艦隊に対してのみ攻撃力を持つとの前提から、艦隊の運用を専ら海上封鎖に限定したものであった。
無論、海上封鎖を行うにも海軍力で仮想敵を上回っていなければならない。そのため、20世紀初頭の英独や、WW1後の英米日などの間で激しい建艦競争が行われた。
海軍の役割を専ら封鎖と防衛に限るとすれば、ドイツがイギリスの海軍力を上回らない限り両国が戦争しても決してドイツはイギリスに勝てないのである。
そのため、海軍力の強弱がそのまま外交発言力に直結することとなる。すなわち、「艦隊は存在すること自体に意義がある」ということである。
しかし、真珠湾における「基地攻撃」によりこの思想は終焉を迎えることとなる。