4月17日

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2009年


金曜日
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2005年


今更ながら見てきました「ローレライ」!

最初は一瞬、見方が分からずにどまどいましたが、世界観が判明してからは「うんうん、なるほどなるほど、こういうやり方もあるよな!」と納得しながら、小気味良いテンポの「戦争映画みたいなもの」を楽しみました。

テンポが小気味良い、というのは、後々まで伏線を積み残しにせず、伏線を提出したら短期にそれを解決することによることにより、「おお、なんかどんどん話が進むぞ!」と感じさせることにありましょうか。
~の謎、などとは引っ張ることもせず、「伏線を提出」「即座に解決、小さなあ、そうかという腑に落ちた感」を連続して与えることにより、ちょっと強引というか、独りよがりなストーリーによる引っかかりも、次の伏線、解決、次の伏線、解決でどんどん「小さな腑に落ちた感」で押し流されていきます。

まず、映画のHPなどで慎重に隠されているかに見える「ローレライとは何か?」「そのシステム中心に少女パウラがいる」という「謎」も、
タイトルが出るか出ないかの時点で、「歌声が聞こえて米帝の駆逐艦が撃沈される」「それを目撃した米艦艇乗務員が”Witch”とつぶやき、我々はそれを魔女と呼んでいた・・・との独白」で、
「何となく半分ぐらい」
解決、そして興味を繋ぐための伏線の提出・・・としょっぱなから飛ばします。

まぁ出だしがつまらない映画は、最後までつまらないことが多いので、最初にババ~ンと「歌声」「撃沈」「謎の潜水艦」「魔女」と畳み掛けるこのオープニング、最後まで見通して思うに、大正解ではないでしょうか。

また、潜水艦ものの戦争映画・・・とハードなイメージを描くと、その演出に文句を付けたくはなります。
しかし「これはアニメ的に見ればいいのだな」ということを、伊号潜水艦のデザインで薄々感じさせ、それに慣らした後、ヒロイン・パウラのコスチューム(出渕裕デザイン)で一瞬で観客に了解させる方法もなかなか良い手だと思いました。
戦争映画と考えれば、ダーティペアのコスチューム様の白水着が普段着で、戦闘時にはX-MENスーツというヒロインは驚きですが、これでこの映画を「アニメ世界側にあり」と宣言するには素晴らしい方法だと思います。
現に私、これを見て以降は、帝国海軍艦艇というよりは、ホワイトベースかUSSエンタープライズ号かという乗員の人間関係も、何ら違和感なく受け入れることが出来ましたし、妙に訴えるような台詞回し、独善的で唐突なストーリー展開とキャラの心の動きも「う~んと、後期ガンダムみたいな感じね。」で違和感なく受け入れることができました。
これには妙に軽い(海のシーンはPS2で全編作ったのか?と思わせるような)映像にも非常にマッチしています。
戦争映画としての全体的な違和感を、コスチューム一発で「それはあんたの見方が違うよ」とグイイィ!と頭を捻じ曲げて見方を変えさせる、これほどインパクトのあるコスチュームを採用したのはこの映画での大英断だと思えます。萌えますし。

また、クライマックスも、「Uボート」「沈黙の艦隊」へのオマージュをちりばめながら、「密集米帝艦艇を突破して、日国民を虐殺せんと飛び立とうとするB29を急速浮上後、神業艦砲射撃で空中撃破撃墜」と、もう胸のすくどころか、涙が出そうになるぐらいカッコイイです。
実写でここまでのアニメ的にカッコイイ映像を見せてもらえるとは思えませんでした。
これを見たら、前後の無茶展開も、迫力で押せます。

役所広司、柳葉敏郎、石黒賢ら、自らの信念に殉じる「大人」もかっこいいです。

何気におすすめです。
DVDが2000円ぐらいで出たら買おうかと思いますが、1800円払って映画館で見なければならない映画かというと、正直ちょっと微妙です。(でもB29撃墜シーンだけで1000円分ぐらいの価値はあります。)

公開もあとわずか、アニメ耐性があって、気になっている人は映画館に急ぎましょう!

2003年


スターウォーズ・エピソード2を見た。

なぜこんなにツマラナイかというと、スターウォーズ123が「スターウォーズシリーズの一番盛りあがるところ」という前提があって、「もうすでに一番おいしいところはわかっていて、それを盛り上げる為の舞台装置」でしかないからだろうな。
オビワンとダースベーダーの会話とか、「結果がわかっていて貼る伏線」ほど陳腐なものはない。しかも「いつかお前に殺されそうな気がするよ」って直接的で安直過ぎ。

しかし、ジェダイってこんなに弱かったんだな。大勢で囲んで撃てばバタバタ倒れていくんだね。ライトセイバーで弾けない弾は当たるんだな、要するに。
そうすると、この時代の軍隊ではダメでも、連射機能のある現代の銃を持った軍隊なら、簡単にジェダイを制圧できるってことだろうか。散弾銃でも良いかな。
ジェダイの力が要するに念動力と剣戟の技能に過ぎない、という演出はちょっと幻滅。

剣戟もジェダイのライトセイバーの、というかチャンバラものの醍醐味である「触れれば斬れる」緊張感を全く無くしてしまったのは残念。
ナニを参考にしたのか分からんけど(叩き叩かれのカンフー映画?)、緊張感皆無。エピソード1から怪しい感じはしていたけど、今回のヨーダの軽業などはもうチャンバラを遠く離れてしまいました。ライトセイバーによる初の軽症者(カスって傷がついただけ)まで出る始末。

名場面を作ろう作ろうと頑張って、それが透けて見えて失敗してしまっている感じです。一言で言って「もうやめて~TT」でしょうか。

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僕にとって4月17日とは 僕と婚約者の誕生日です。 結婚記念日にもする予定です。 2015(32歳) USJへ行った 西小倉 宏信 - みなさま たくさんのお誕生日メッセージありがとうございました! 僕...
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