6月3日
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2009年
水曜日
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2008年
「バーチャルリアリティ」ってそろそろ出現しそうか?[WEB]
「何を言っているんだ?」と言われそうですが、「バーチャルリアリティ」「仮想現実」って今まであったでしょうか?
ゲームはどれだけゲーム機の性能が上がっても、要はゲームウォッチの延長上しにかないし、ゲームウォッチのファイアやヘルメットが「仮想現実ですキリッ」とか言っても「だっておーバンバン」されるのが落ちでしょう。
ネットにしても、「現実とみまがう」先には、常にリアルな世界があったと思います。
20年前のパソコン通信の時代から、今のネットの時代まで、常に「この先には感情を持った生身の誰かがいる」わけです。
その誰かが剥き出しの悪意を持ってこちらに向かってくる時など(面倒臭ぇなとも思いますが)「あ~、やっぱリアルだったんだよね」と再確認して安心します。
それが「誰か」ではなくて「誰かの作った人格」になった時、どんな世界が来るのでしょうか。
プリモプエルが子育てを終えた50代以上の女性に売れているそうです。(参考:ずっと気になっていた「プリモプエル」人気にせまる)
その世界を受け入れるのは、我々PCに慣れ親しんだ40代以下の世代ではなくて、もうちょっと上の世代なのかもしれません。
そして「先に誰もいない世界」が当たり前にある、新しい世代。
「この先に誰もいない」「プリモプエル・・・なんだ、中に誰もいないじゃないですか」は「先に誰か必ずいる」ことに慣れ親しんだ私には耐えられそうにありません。
@
電脳コイルでデンスケが「死んだ」ことに涙しながら・・・。
あの世界で電脳メガネのヘビーユーザーが子供とオババというのが何とも。
2007年
300[映画]
先行ロードショーで見てきました。
スパルタのレオニダス王率いる精鋭300名が、アジアより押し寄せるペルシア軍100万を相手に見事な遅滞戦闘を行うも全滅、その奮戦振りを見た全ギリシアはついに連合軍を形成し出撃、ペルシア軍を打ち破る・・・
というお話の映画化・・・のはずだったのですが・・・。
確かに、出演者たちのビルドアップされた肉体はとても素晴らしいです。
演出も場面場面ではスピード感あふれて見せ場も多いです。
しかし、この映画ではメインテーマ・・・というよりプロパガンダテーマを
「愛と自由と民主主義」
に持ってきてしまったので、何がなんだかわからなくなってしまいます。
スパルタが強いのは、「スパルタの戦士は降伏も退却もしない!」という「矜持」だけで命を捨てて戦う・・・スパルタの戦士は戦士たるためだけに存在するのだ・・・というイデオロギーの都市国家だったから強かったのでしょうけど、「民主的な」ほかの都市国家から見るとキチガイさんですよね。
このキチガイっぷりも最初チョコっと描いていたのですが、本当に少しだけ。
そしてスパルタの精神と肉体の権化であるはずのレオニダス王も、法を守るのか愛を守るのか、なんだか自分でもよくわかっていない風なんだけど、とにかく「愛と自由と民主主義を守るため」に戦うのです。
えー。
そして対するペルシア軍は、とにかく怪物軍団です。
だって「愛と自由と民主主義の敵」ですから。
ペルシア王って、ピアス開けまくりの黒人ハゲでしたっけ?
ペルシア王親衛隊ってグールだっけか?
なんかトロルもいるんですけど・・・これって「ロードオブザリング?」
ご丁寧に、裏切り者のスパルタ人までせむしでカタワの化け物です。
対するは、ギリシア彫刻のように美しい肉体を持つ「愛と自由と民主主義を守る戦士」でございます。
えー、なんやねんそれ。
戦闘シーンも、10秒ずつ切り取った場面場面ではなかなか魅せるのですが、スパルタの集団戦法ファランクスの描写も最初だけで、あとは戦国無双です。
そして裏切り者に陣地の不備を突かれると、それまで頑強に抵抗していた・・・というか、戦国無双で100万人が1億人でも全部斬っちゃうよ?というスパルタ兵が一瞬で全滅。
- ・・なにこれ。
なので、エンディング前のシーンで「300人でもこんなに強いスパルタ軍が1万も出てきたら、そりゃあペルシアも総崩れだよな。」という流れが納得できませんでした。
いやまぁ、1万人が戦国無双やったら、そりゃあ強いだろうけど。
この映画をまとめると
「愛と自由と民主主義のスローガンを叫びつつ、化け物退治だ戦国無双」
ですね。
最近の反米帝勢力殲滅戦闘・・・自由と民主主義の敵との戦いと米帝が呼ぶもの・・・での死傷者の増加と関係があるのでしょうかね?300人が身を挺して自由と民主主義を守るというストーリーなんでしょうか。
それならスパルタのキチガイっぷり、敵を化け物としか見ない傲岸不遜っぷりは米帝の現状にピッタリだとは思うのですが、この映画を見る米人の目にはどんな勝利が見えているのでしょうかね。
私にはこの勝利後のスパルタの孤立と、ポリス群の凋落しか見えないんですけど。
2000年
今日の読書
ザ・古武道 12人の武神たち/菊地秀之
読んでみるとまじめなレポになっていて驚いた。でも1流派取材1日文量20Pだからな。結局かいてあることは「すんごいよ」で終わってしまっているのは仕方ないですね。
大剣豪/清水義範
…実は清水義範は面白くないのではないか、というか、あざとくない?たまに「こんなモンで君ら笑うだろ?」という感じのネタが混ざっていて、長者番付に載ったコメディアンの気の抜けたつまらないギャグを聞かされているようなイヤーな気になることがあります。
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