ブログの履歴
(自分のブログの過去エントリです。)
ブログと日記[雑記]
さきほど昔の記事へのTBを頂きました。
ありがとうございます。
これとTB先と紹介された自分のエントリを見て、実感したことがあります。
日記とブログとは全く別物。
いや、当たり前なんですけどね。
しかし自分の場合、今までそれほど区別して使っていたわけではありません。
自分の場合は、環境上の問題で「メインPCに触れているときは日記サイト」「そうでないとき、および日記サイトであげないような話題はブログ」と漠然と分けていたに過ぎません。
それどころか、同じ記事を多重投稿(この言葉は違うかな)することもあります。
だが今、「過去から来た自分のエントリ」を見て明確に差が理解できました。
Web日記は、日記です。
時系列に流れる様々な出来事、思いの連続の中に個々の出来事があります。
そのログ、日々の記録は、個々の存在だけでは存在せず、1ヶ月なり数日なり、自分の切り取った「日々の流れ」の中にあります。
ある1日の日記は、その前後の日々の思いと不可分なほど、強く結びついています。
それは個々の日付にリンクされることを想定したnameタグを埋め込んでいようとも、日々の記述を独立したコンテンツとしない限りは自ずとそうなります。
それに対し、
ブログは、ログです。
個々のエントリは、独立して存在しています。
それ単体でコメント、TB、リンクの対象で、それはその周囲の日時に投稿されたエントリとは区別される固定的なものです。
あえて言えば「TOPページから容易にサクセスできるごく最近のエントリ」と最も強く結びついています。
日記は「その当時の周囲時系列の記事を最も可視性が大きい」のに対し
ブログは「その他の記事とは独立したコンテンツ」でありあえていえば「TOPページ(最近の記事)への可視性が高い」のでありますね。
私、自分のHPに新たなコンテンツを付加するときには、それなりに誰かが情報を求めて(リンクや検索などで)訪れるやも知れぬ、と思って付与しておりますが、ブログにエントリするときにはそのような気持ちではおりませんでした。
当たり前すぎて、そういうコンテンツ性を無視していただけかもしれません。
しかし、これは私だけでしょうか?ブログが取り上げられる文脈としては
「HPを作るよりも簡単」
「誰でも手軽に作れる」
という文脈が多いような気がします。
ブログの説明で
「ブログのエントリは単一のコンテンツなりえるようなものとせよ、それは一連のエントリとは切り離されたリンク、TB、コメント対象として見られるのだから」という警句は見たことがありません。
「HPを作るよりも簡単」に作られたエントリが、個々のコンテンツとして自分が忘れた頃に参照される・・・嬉しいという気持ちも無論ありますが、恐ろしい、という気持ちも湧き上がることを禁じ得ません。
posted at 2005/02/23 00:23