マネジャーが1人で部下育成!?の履歴
もちろん、マネジャーに「部下育成の責任があること」は、僕の認識に関する限り、否めぬ事実です。そして、本当に必要なときには、マネジャーが自ら直接部下に接し、指導したり、アドバイスをすることが求められるでしょう。
しかし、「いつもいつも、マネジャーが直接、部下の面倒を見なくてはならないか」、それが義務であり、責務なのか、といわれると、僕は「そうではない」という意見(信念)を持っています。
(中略)
マネジャーが部下育成の責任を担うといっても、直接、部下を指導・アドバイスをしなくてもよい。部下が育つ環境、職場をセッティングし、そこに部下をナヴィゲートし、適宜、モニタリングしていればよい。
マネジャーが、直接、あれこれ部下の面倒を見るというよりも、むしろ、「部下が育つ人間関係を、職場にセッティングし、ナヴィゲートする役割」の方が大きいのではないかと思います。
http://www.nakahara-lab.net/blog/2009/05/post_1512.html