力のある学校
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力のある学校(effective school)とは、「家庭環境、地域環境名不利な条件を抱えているのにもかかわらず、一定以上の学力水準を維持している学校」のことである。
(中略)
Edmonds(1986)によれば、「力のある学校」は下記のような諸特徴をもつのだという。
1.校長のリーダーシップ
2.教員集団の意志一致
3.安全で静かな学習環境
4.公平で積極的な教員の姿勢
5.学力測定とその活用
また、White and Barbar(1997)によれば、「力のある学校」をつくるには下記のようなチャーターが必要なのだという。
1.校長のリーダーシップ
2.ビジョンと目標の共有
3.学習を促進する環境
4.学習と教授への先進
5.目的意識に富んだ教え方
6.子どもたちへの高い期待
7.動機付けにつながる積極的評価
8.学習進捗のモニタリング
9.生徒の権利と責任の尊重
10.家庭との良好な関係作り
11.学び続ける組織
いずれにしても、そうした学校を生み出すためには、いわゆる教室の中の「教授法」や「学習環境」の「開発」だけでは不十分である、ということである。それは重要であるが、決して、十分ではない。
1)学校の統治やリーダーシップ、2)教員のモティベーションや仕事や目標の意味づけ、3)家庭や地域との関係作り、4)学習に関するフィードバックループの存在などを、包括的に見直す必要があるようだ。
http://www.nakahara-lab.net/blog/2009/09/post_1586.html
「力のある企業」「学習する組織」を創るための条件としても読み取れる。
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