会社の進む方向の履歴
英国の石油大手BPでは、全世界1万人のジュニア・マネジャー(現場マネジャー)を対象とした研修プログラムを実施したという。
(中略)
なるほどと思ったのは、プログラム作成にあたってジュニア・マネジャーの声をしっかり聞いたこと。世界中のジュニア・マネジャー175人に電話インタビュー調査を実施し、企画段階に約250人のジュニアマネジャーが参加したという。
彼らが知りたかったのは「会社全体とその優先事項」である。つまり、「さまざまな部分がどのように組み合わさって全体を作り上げているのか」、「自分の役割は何なのか」がよくわからないという不満を抱いていたらしい。
(中略)
どのような組織でも、最前線で働いている人々は、会社の進む方向が見えにくいことが多いのではないだろうか。対象者の声を聞いた上で教育プログラムを作成することは、当たり前のようでいて、なかなか出来ていないような気がする。
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