サビカスの4つの問い
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マーク・サビカスの「キャリアに関する4つの問い」
ここで、マーク・サビカスのキャリアに関する質問を紹介しよう。
サビカスはキャリアを専門とするアメリカの学者であり、
職業選択における「自己概念」の重要性を説いたドナルド・スーパーや、
働く人のパーソナリティ(性格)の特徴を表した
「ホランドの6角形」で知られるジョン・ホランドの教え子でもある。
1.私のキャリアに未来はあるのか?
2.誰が私の未来を所有しようとしているのか?
3.私は自らの未来をどうしたいのか?
4.私はそれを実現できるか?
この4つの質問をまずは、自分に問いかけてみてほしい。
どんな答えが思い浮かんだだろうか。
サビカスのこの問いは、
キャリアへの「関心」「統制」「好奇心」「自信」に関する質問である。
サビカスは、これら4つがキャリアを考えるうえで重要なことである、と説いている。
また、これは、「キャリア・アダプタビリティ」のある人かどうかを判断する基準でもある。
「キャリア・アダプタビリティ」とは、
今日の変化の激しい環境下で、刻々と変わる状況に適合するために必要とされている能力である。
アダプタビリティには、
「自らが変わることによって適切な状況をつくる」
「目的をもって変化する」
「個人と環境の相互作用により変わる」という意味合いがある。
注:マーク・サビカスのキャリア理論については『新版キャリアの心理学』 渡辺三枝子編著
http://www.future-planning.net/x/modules/news/article.php?st...
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